こんにちは!ネイチャーガイドFIVESENSEの「まー」です。
昨日、上高地も梅雨明けが発表され、夏休みシーズンと相まって多くの方々が上高地にお越しになっています。
今回は、夏の上高地ならではの服装や持ち物の注意点、混雑状況、そして混雑を避けて楽しめるおすすめ観光スポットをご紹介します。

河童橋から眺める朝の穂高連峰 7月21日撮影
上高地の夏はいつから?
上高地が本格的に夏を迎えるのは、梅雨明けの7月下旬から8月中旬のお盆休み頃までの約1か月です。
昨年2025年は梅雨明けが6月28日と早く、比較的長い夏となりましたが、今年2026年は7月20日に梅雨明けとなり、例年通りの夏の始まりとなりました。
梅雨明けのタイミングは、ちょうど全国的に夏休みを迎える頃と重なります。そのため、この約1か月は上高地シーズンの中でも特に混雑する時期です。

朝8時過ぎの大正池の朝もや 7月21日撮影
夏の上高地の暑さはどれくらい?
上高地は標高約1,500mの高地に位置しているため、夏でも市街地と比べて気温が低いのが特徴です。
本格的な夏を迎える7月・8月の気温は、おおよそ以下の通りです。
- 朝7時頃:16〜18℃前後
- 日中:26〜28℃前後
真夏であっても、日陰ではカラッとした涼しさを感じられます。
ただし、注意が必要なのが日差しです。標高が高い分、紫外線が強く、日当たりの良い場所では数値上の気温よりも暑く感じることがあります。
強い日差しは、梓川の流れや穂高連峰を美しく照らしてくれますが、散策中は熱中症対策をしっかり行いましょう。

河童橋 上高地のおみやげやの外販売
夏の上高地での服装と持ち物
夏の上高地では、日陰は涼しく感じられる一方で、日当たりの良い場所はかなり暑く感じます。
おすすめの服装
薄手の上着・半袖
朝は少し肌寒いため、上は薄手の上着を羽織れるようにしておくと安心です。暑くなったら腰に巻いたり、リュックにしまえたりするタイプがおすすめです。
日中、日差しが強くなってきたら半袖でも快適に過ごせます。ただし、日焼け止めを塗り忘れるとかなり焼けますので、忘れずに対策しましょう。
服の色にご注意を
意外と忘れられがちなのが服の色です。
蜂は濃い紫や黒色を認識しやすく、近寄ってきやすいといわれているため、濃い紫や黒色の服装は避けた方が無難です。
また、白色や黄色は虫が花と勘違いしてとまってくることがあるため、虫が苦手な方はそれ以外の色がおすすめです。
黒色は熱を吸収しやすく、今の時期は熱中症のリスクが上がることもありますので、ご注意ください。
長ズボン
下は長ズボンがおすすめです。虫刺されや、触れるとかぶれる植物などから肌を守るため、足元まで布がある服装の方が安心です。
トレッキングシューズか、はき慣れたスニーカー
靴は、お持ちであればトレッキングシューズを。なければ、歩きやすく履き慣れたスニーカーを選びましょう。急な夕立に備えて、事前に防水スプレーをかけておくのもおすすめです。
宿泊される方で、天気が悪いことを事前に確認している場合は、替えの靴をもう一足キャリーケースなどに入れておくと安心です。雨でびしょ濡れになった時用に、軽くてコンパクトな靴があればおすすめです。

朝7時半の河童橋と穂高連峰 7月21日撮影
必ず持っておきたいもの
- 帽子
- 飲み物(一人あたり500ml以上)
- 日焼け止め
- タオル
- 歩きやすい靴
- 折りたたみ傘
あると便利なもの
- サングラス
- 塩飴・塩分タブレット
- 冷感タオル
- ハンディファン
- 日傘
- 薄手の羽織りもの
休憩する際は、できるだけ日陰や木陰を選びましょう。
日向のベンチで休憩する場合は、帽子やタオル、日傘などで頭を日差しから守り、長時間直射日光に当たらないようご注意ください。
河童橋周辺では、毎年、熱中症の症状で搬送される方が一定数いらっしゃいます。「上高地は涼しいから大丈夫」と油断せず、飲み物を必ず持ち、こまめな水分補給を心がけてください。
飲み物が買える場所・湧き水が汲める場所
夏の上高地では、飲み物の確保がとても大切です。ただし、混雑時は自動販売機の飲み物が売り切れることもあります。
できれば松本市内や高山市内など、上高地へ入る前に飲み物を用意しておくのがおすすめです。
大正池前バス停

上高地・大正池前バス停の自動販売機
大正池前バス停で降りると、目の前に自動販売機があります。
ただし、夏は売り切れることも多いため、上高地に入る前に飲み物を持参しておくと安心です。

大正池前バス停を降りた目の前にある自動販売機
大正池公衆トイレの向かい
大正池前バス停を降りて左へ歩くと20秒で大正池公衆トイレが見えてきます。

上高地・大正池公衆トイレ(チップ制 100円) 洋式便座です
大正池公衆トイレから大正池へ向かおうとする道中に自動販売機があります。

大正池公衆トイレ向かい、大正池ホテルさん横の自動販売機
上高地バスターミナル
バスの終点にある上高地バスターミナルには、上高地の湧き水を汲める場所があります。ベンチが多い開けたエリアです。
上高地インフォメーションセンターさん前にありますので、空の水筒やペットボトルをお持ちの方はぜひご利用ください。

上高地バスターミナル 湧き水を汲める場所
河童橋周辺
河童橋周辺にも、飲み物を購入できる場所や湧き水を汲める場所があります。
上高地のおみやげや外・アイスクリーム看板横
河童橋横にある「上高地のおみやげや」の外、アイスクリームの看板横には、清水川の湧き水を汲める場所があります。
上高地バスターミナルと同じ湧き水です。

河童橋 上高地のおみやげや 湧き水を汲める蛇口
上高地のおみやげや横の自動販売機
こちらには、種類豊富な飲み物の自動販売機があります。

河童橋の自動販売機

種類豊富な自動販売機
上高地でのごみのルール
上高地では、野生動物がごみをあさらないようにするため、基本的にごみ箱を撤去しています。
上高地内で購入したものは、そのお店で引き取ってもらう形になります。松本市内などから持ち込んだ可燃ごみは、必ずお持ち帰りください。
ごみのポイ捨ては、野生動物が人間の食べ物の味を覚えてしまう原因になります。絶対にやめましょう。悪質な場合は、罰金の対象となることもあります。
上高地のルールについては、こちらに詳しく掲載されています。(https://www.kamikochi.or.jp/learn/rules/)
明神エリアの自動販売機
明神エリアでは、以下の場所で飲み物を購入できます。
- 明神館さん前
- 嘉門次小屋さん
ただし、夏の混雑時は売り切れになることもあります。河童橋周辺と違い、湧き水を汲める場所はありませんのでご注意ください。

明神館さん前自動販売機
徳沢エリアの自動販売機
徳沢エリアでは、以下の場所に自動販売機があります。
- 徳沢園さん

徳澤園さんの中にペットボトル飲料の販売がございます
明神・徳沢方面へ歩く方は、出発前に飲み物の残量を確認しておきましょう。
夏休み・お盆時期の上高地の混雑状況
上高地は、マイカーで直接入ることができないカーレスリゾートです。
お越しいただく際は、麓の松本市や高山市から電車・バス・タクシーなどの公共交通機関を利用するか、マイカーの方は上高地最寄りの駐車場である以下の駐車場に車を停め、路線バスに乗り換える必要があります。
- さわんど駐車場(長野県松本市側)
- あかんだな駐車場(岐阜県高山市側)
夏休み期間中、特にお盆休みを迎える8月中旬は来訪者が多く、上高地に出入りする公共交通機関も混雑します。

小梨平キャンプ場 梓川沿いの道から眺める焼岳 7月21日撮影
上高地行きバスの予約について
上高地行きのバスは、区間によって事前予約の可否が異なります。
| 区間 | 予約 |
|---|---|
| 松本〜新島々 電車 | 予約なし |
| 新島々駅〜上高地 バス | 事前予約制 |
| さわんど駐車場〜上高地 | 事前予約不可・当日販売のみ |
| あかんだな駐車場〜上高地 | 事前予約不可・当日販売のみ |
特に、さわんど駐車場やあかんだな駐車場は駐車台数に限りがあります。土日祝日やお盆休み期間は、早朝から満車となる場合もあるため注意が必要です。
旅行を計画する際は、駐車場が混雑しそうな日程や時間帯を事前に確認しておきましょう。
駐車場の混雑確認に便利なサイト
混雑状況の確認には、「駐車場混雑カレンダー」と「駐車場ライブカメラ」が便利です。
これらのサイトでは、各駐車場の混雑予想をカレンダー形式で確認できるほか、駐車場の利用状況をリアルタイムで見ることができます。
旅行計画時や当日の移動前にチェックし、時間に余裕を持って行動すると、スムーズに観光を楽しめます。
- 駐車場混雑カレンダー
chubusangaku.jp - 駐車場ライブカメラ
chubusangaku.jp
混雑を避けたい方におすすめの観光スポット
夏休みやお盆時期の上高地は、河童橋周辺を中心に大変混雑します。ここでは、比較的人が少なく、ゆっくり自然を楽しみやすいおすすめスポットをご紹介します。
大正池〜田代橋間 林間コース

- 所要時間:約40分
- 距離:約2km
- トイレ:大正池公衆トイレ、中ノ瀬公衆トイレのみ
大正池から田代橋方面へ向かう途中、道は「梓川コース」と「林間コース」に分かれます。最終的には合流して1本の道になりますが、多くの方は梓川コースへ進まれるため、林間コースは比較的人が少ないのが特徴です。
林間コースでは、サルや野鳥に出会いやすく、湿地帯ならではの植物も観察できます。森の木陰を歩く区間もあり、夏でも涼しさを感じながら散策できます。
途中にはベンチもありますので、休憩しながら歩きたい方にもおすすめです。
ただし、狭い木道が2か所あり、すれ違いが難しい場所があります。ベビーカー、折りたたみ車椅子、キャリーケースなどをお持ちの場合は、梓川コースの方がおすすめです。
荷物をホテルに預け、身軽な状態で歩ける方には、林間コースも気持ちよく楽しめる道です。
小梨平キャンプ場

- 所要時間:河童橋から徒歩約5分
- 距離:約350m
- トイレ:キャンプ場内に複数あり
小梨平キャンプ場は、河童橋や上高地バスターミナルから近く、あまり遠くまで歩く時間がない方や、近場で少し散策したい方におすすめのエリアです。
キャンプ場内にはトイレが複数あり、河童橋周辺の公衆トイレほど並ばないこともあります。

小梨平キャンプ場の公衆トイレ(チップ不要) 洋式便座です
道が何本もあり、多くの方は中央の大きな道を通りますが、清水川沿いの道、中川沿いの道、梓川沿いの道などもあります。

左(青矢印)梓川沿いと中川沿いの道に、右(緑矢印)は清水川沿いの道に行けます

清水川沿いの道 空気がとてもひんやりしています
人が少ない道も多く、木陰やベンチ、テーブルもあるため、ゆっくり休憩するのにぴったりです。

梓川沿いの道 ベンチがあり、穂高連峰を眺めながらゆっくり座れます
お花や野鳥も多く見られ、河童橋から近い場所で静かに森を散策したい方におすすめです。

中川沿いの道 木陰が続いて歩きやすいです

中川橋から見る中川
明神〜徳沢

徳沢遊歩道
- 所要時間:約60分
- 距離:約3.7km
- トイレ:明神館さん近くの公衆トイレ、徳沢エリアの公衆トイレのみ

明神左岸道公衆トイレ(チップ不要)手前和式、奥洋式便座です
多くの方は、河童橋〜明神の区間を歩いた後、河童橋方面へ引き返されます。お時間や体力に余裕のある方は、明神からさらに徳沢へ向かうコースもおすすめです。
明神〜徳沢間では、湧き水の川や木陰の道が続き、夏でも涼しさを感じながら歩くことができます。日当たりの良い場所では、野鳥や花にとまる昆虫なども観察しやすいです。

徳沢公衆トイレ(チップ制 100円)
ただし、河童橋〜明神・徳沢区間にはバスやタクシーは通っていません。帰りは、進んだ分を歩いて河童橋まで戻る必要があります。
河童橋〜徳沢間は、片道約2時間・約7km、往復では約4時間・約14kmあります。体力や時間に余裕を持って計画しましょう。

上高地・徳沢遊歩道
まとめ|夏の上高地を安全に楽しむために
夏の上高地は、涼しさや水の美しさ、国立公園ならではの昔から守られてきた森の景色を楽しめる季節です。一方で、飲み物を補給できる場所が限られていたり、トイレや行き帰りのバスに待ち時間が発生したりすることもあります。
散策の際は、時間に余裕を持ち、熱中症に気をつけながらお楽しみください。
FIVESENSEでは、今回ご紹介したようなエリアでガイドを行っています。「なぜ梓川は青いのか」「この花は何か」「この鳥は何か」など、ガイド中はお気軽にご質問ください。
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上高地の気温・服装情報~本格的な夏が始まりました〜
本日の上高地の気温は、朝17℃、昼26℃。
朝から日差しが眩しく、日当たりの良い場所では実際の気温よりも暑く感じるような一日となりました。
天気予報などでは低めに気温が表示される上高地ですが、決して油断せず、帽子やサングラス、日傘等日射対策をするとともに、水分、塩分を十分に摂取するなど、熱中症対策を心がけてください。
まー
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