今回は、上高地でよくお問い合わせを受ける質問&回答集です。
Q1. 上高地に温泉はあるの?
あります。ただし、全施設が温泉というわけではありません。
上高地内(釜トンネルより上)で温泉があるのは、上高地温泉ホテルさんと上高地ルミエスタホテルさんの2軒。この2軒は隣り合っていますので、地理的にはほとんど変わりません。
日帰り入浴や足湯もあるので、日帰りの方や他施設にお泊りの方もご利用は可能です。ただし営業時間が限られますので、事前に各施設のホームページなどをご確認ください。
これに限らず、上高地では、時間の計画をある程度立てておくのが基本です!(詳しくは上高地モデルコースのブログをどうぞ)
活火山・焼岳が近くにあるので、温泉が多そうなイメージではありますが、上高地は国立公園。そこらじゅうを掘りまくるわけにはいきませんので、まぁこれくらいだよなぁ、……と、今の上高地に慣れた身としては思うのですが、実は江戸時代の地図には、3か所の温泉が描かれていたんだそうです。
1か所は今ある温泉、もう1か所は大正池ができた時に池に沈んでしまっていて、さらにもう1か所は正確な場所が分からないんだとか。
勿論、その地図が間違っている可能性もあるのでしょうが……どこかに忘れ去られた温泉があるかもしれないというのは、ちょっとロマンですね。
Q2.上高地のお手洗い事情は?
長時間の散策をするにあたり、気になるのは公衆トイレ事情。上高地は、山岳地としてはかなり充実しています。
※地図内の時間表示は「ガイドウォーク所要時間」であり、通常散策の2倍程度であることにご留意ください。
詳しい場所は地図をご覧いただければと思いますが、最も充実しているのは「河童橋~田代橋」のエリアで、徒歩10~15分ほどの間隔で公衆トイレがあります。
大正池エリア方面、田代橋のお手洗い(中の瀬公衆トイレ)~大正池のお手洗い(大正池公衆トイレ)の間隔は徒歩約40分です。
また、河童橋のお手洗い(かっぱトイレ)~明神地区のお手洗い(明神館さん前)の間、明神地区のお手洗い~徳沢地区のお手洗いの間はそれぞれ徒歩1時間分空いていますので、お手洗いを見かけたらチャンスを逃さずにご利用ください!
なお、上高地では11月に入ると、冬季休業の準備が進んできます。お手洗いの数も徐々に少なくなってきますので(冬季トイレもあるため徒歩1時間につき1か所は必ずありますが)、この時期にお越しの方でご不安な方はお問い合わせください。
冬山登山時の冬季トイレの位置はこちらをどうぞ。
ちなみに、上高地バスターミナルの公衆トイレ・河童橋横のかっぱトイレの二ヶ所は特に、利用された方から「山だから覚悟していたけど綺麗でびっくりしました」と言われることが多いです。
チップ制トイレで、一回100円程度をお願いしていますが、山岳地域でお手洗いを綺麗に維持するための管理費となりますので、ご協力ください。
Q3.荷物を預けられる場所は?
目的地に着いたら、まずは荷物を預けて散策開始!……というのが、旅先でのよくある行動パターンですよね。
上高地でも、バスターミナルでバスを降りてすぐのところに、荷物を預けられる場所があります。
ただしあるのは、コインロッカーではなく「手荷物預かり所」窓口。
コインロッカーを探すつもりで周りを見渡しても、見落としてしまうことが多いので要注意です!
なお、バスターミナルから徒歩5分で河童橋に着きますが、ここまで来てしまうとお預かりする場所はなくなってしまいますのでご注意ください。
なお、上高地のほとんどの宿泊施設では、チェックイン前、チェックアウト後にもお荷物のお預かりをしています。事前の送付が可能な場合もありますので、ご宿泊の施設にご相談ください。
また、我々FIVESENSEでもガイドウォークご参加の方のお荷物預かりをしております。ガイド受付時にお申し出ください。
Q4.登山届を出す場所は?
上高地にいらっしゃる方の中には、上高地を起点に登山をする方も多くいらっしゃいます。
登山をするときには登山届を提出しますが、その提出場所も手荷物預かり所と同じく、上高地バスターミナルにあります。
槍沢ロッヂさんのブログにて分かりやすい案内がありましたので、こちらのリンクをご覧ください。
なお、同じ場所で山岳保険への加入も可能です。
その他の質問については、FAQページもご参照ください。
上高地は山岳リゾート。街とは勝手が違うことも多いですし、不便を感じることもあるかと思います。
とはいえせっかくのご旅行ですので、しっかり下調べをして、非日常をめいっぱい楽しんでください。
さくら
上高地の交通機関開通まであと21日
上高地を訪れる方は、皆さん似たようなことを疑問に思うのだなぁ…と興味深く感じました。
マシュマロ様
コメントありがとうございます。
上高地で働くようになると当初抱いた疑問を忘れてしまうので、その部分の情報発信がおろそかになりがちなんですよね。質問されてはっと思い出すことがよくあります。
さくら