こんにちは!ネイチャーガイドFIVESENSEの「まー」です。
10月の上高地は、紅葉とともに野鳥や野生動物の季節の変化を楽しめる時期です。
梓川では水中に潜って餌を探すカワガラス、早朝の森では木をつつくオオアカゲラ、遊歩道沿いでは冬毛へ変わり始めたニホンザルに出会える可能性があります。
この記事では、上高地で活動するネイチャーガイドFIVESENSEが、秋に注目したい3種類の動物について、特徴、観察しやすい場所、探し方のコツ、10月の服装とマナーをご紹介します。
※本記事の観察情報は2026年10月時点のものです。野生動物の出現場所や行動は、天候・時期・個体の移動によって変わります。

10月の上高地で野鳥・動物を観察するポイント

野鳥の探し方|立ち止まって音と動きを探す

野鳥を探すときは、姿だけでなく、鳴き声や木をつつく音にも耳を澄ませてみましょう。
森の中では、鳥の姿が幹や枝に紛れて見つけにくいことがあります。音が聞こえたら歩き続けず、立ち止まって周囲をゆっくり見渡すのがおすすめです。
別の枝に飛び移る瞬間が見つけやすいので、動いたところから目で追ってみてください。双眼鏡があると、遠くにいる鳥の体の模様や行動を観察しやすくなります。FIVESENSEのガイドツアーに参加される方には、双眼鏡の無料貸し出しもあります。

10月の服装と持ち物|早朝・雨天に備える

10月の上高地は朝晩と日中の気温差が大きく、下旬になれば早朝は氷点下まで冷え込むことがあります。日中も天候によっては気温が上がりにくいため、脱ぎ着しやすい重ね着を基本にしましょう。
おすすめの服装・持ち物は以下です。

  • 防寒着:厚手のフリース、ダウンジャケット、ニット帽、手袋、ネックウォーマー
  • 雨・風対策:レインウェア、折りたたみ傘
  • 足元:履き慣れたスニーカー、またはトレッキングシューズ
  • 観察用品:双眼鏡、カメラ
  • そのほか:飲み物、必要に応じて行動食

日差しがある日中は暖かく感じることもあるため、暑くなったらダウンやフリースを脱げるように準備しておくと安心です。

野生動物を観察するときの基本マナー

野生動物を観察するときは、動物たちの暮らしを妨げないことが大切です。

  • 近づきすぎず、適切な距離を保つ
  • 食べ物を与えたり、見せたりしない
  • 動物を追いかけたり、進路をふさいだりしない
  • 撮影のために接近したり、フラッシュで驚かせたりしない
  • フンや羽などの痕跡には触れず、目で見て観察する
  • 遊歩道から外れたり、危険な河原へ無理に下りたりしない

動物たちが自然の中で暮らしていけるよう、私たち人間もマナーを守って観察しましょう。

10月の上高地で出会いたい野鳥・動物3選

カワガラス|河童橋周辺・梓川沿いで水中採餌を観察

カワガラス(河烏)

カワガラス(河烏)

カワガラスは、上高地の川沿いで見つけられることがある野鳥です。
全身は濃い茶色で一見すると目立ちにくい鳥ですが、水中に潜って餌を探すユニークな行動を見せてくれます。水中に潜ったり、川底を歩いたりしながら、水生昆虫などを探して食べています。
冷たい水の中でも餌を探す姿は、秋の梓川でぜひ注目したい観察ポイントです。川辺でじっとしている姿を見つけたら、その後の動きにも注目してみてください。水の中へ潜る様子を見られるかもしれません。

カワガラスを探しやすい場所

河童橋周辺
河童橋の上から川の様子を見下ろすと、河原の石の上や川辺にカワガラスがいることがあります。まずは橋の上から、ゆっくり梓川を眺めてみましょう。

ホテル白樺荘さん横の梓川沿い|河童橋から徒歩約4分
上高地バスターミナル側から河童橋を渡り、ホテル白樺荘さんの横を通って進む梓川沿いの道です。川辺を眺めながら歩くと、石の上や水際にいる姿を見つけられることがあります。

梓川上流の開けた道|河童橋から徒歩約5分
上高地バスターミナル側から河童橋を渡らずに上流方向へ進み、清水橋を渡って左手の道に入ると、梓川沿いの開けた場所があります。川沿いを歩きながら、水面や石の上を探してみてください。
川の中や河原に目を向けるときは、安全な遊歩道から観察しましょう。河原へ無理に下りたり、濡れた石の上を歩いたりするのは危険です。

オオアカゲラ|早朝の森で木をつつく姿を探す

上高地のオオアカゲラ

オオアカゲラ(大啄木鳥)

オオアカゲラは、上高地にいるキツツキの中で一番大きいです。白と黒を基調に赤い色が入る姿が特徴で、木の幹にとまっている姿を見つけたら、体全体の模様にも注目してみてください。
オオアカゲラは、木の幹や樹皮の隙間にいる昆虫や幼虫などを探して食べます。くちばしで木をつつく音が聞こえたら、近くにいるサインかもしれません。
音が聞こえる方向をゆっくり見渡し、幹や枝を上から下まで視線を動かして探してみましょう。見つけても追いかけず、その場から静かに観察することが大切です。

オオアカゲラ

オオアカゲラ(大啄木鳥)

オオアカゲラを探しやすい場所

上高地アルペンホテルさん周辺|河童橋から徒歩約10分

私自身、早朝ガイド中に上高地アルペンホテル周辺でオオアカゲラを見かけることがあります。
近辺は湧き水が多く、根腐れした木に虫がよく集まってくるのでキツツキも見られやすい道になります。(さらに早朝は人も少ないので鳥がよく現れます)
上高地アルペンホテルさんは、上高地バスターミナルから河童橋を渡り、下流方向へ徒歩約10分の場所にあります。早朝に周辺を歩く際は、鳥の声や木をつつく音を手がかりに、周囲の木々をゆっくり観察してみてください。
野鳥も自由に移動するため、同じ場所でいつも見られるとは限りません。紅葉した木々や静かな森の雰囲気も楽しみながら、出会いを待ちましょう。

ニホンザル|冬毛と食べ物から秋の変化を観察

3匹で遊ぶ子ザル

ニホンザル(日本猿)

ニホンザルは、上高地の遊歩道沿いや森の周辺で見かけることがある動物です。
10月になると、サルたちは冬に備えて毛が少しずつ伸び、夏よりもふっくらとした印象になってきます。毛並みの変化からも、上高地に冬が近づいていることを感じられます。
秋には、木の実などを食べる姿が見られることもあります。遊歩道周辺に残されたフンには、木の実の種やつぶつぶが混ざっている場合があり、サルの食べ物の変化を知る手がかりになります。
動物の姿だけでなく、フンなどのフィールドサインから「何を食べているのか」「季節によって何が変化しているのか」を想像するのも、自然観察の楽しみのひとつです。フンなどの痕跡には触れず、目で見て観察しましょう。

イチイの実を食べるニホンザル

イチイの実を食べるニホンザル

ニホンザルを観察・撮影するときのマナー

ニホンザルは、上高地で暮らす野生動物です。人に慣れているように見えても、適切な距離を取って観察しましょう。

  • 近づきすぎず、サルが安心して過ごせる距離を保つ
  • 目をじっと見つめず、刺激しない
  • 食べ物を与えない・見せない
  • 進路をふさいだり、取り囲んだりしない
  • 子ザルに近づかない
  • 撮影のために接近せず、フラッシュを使わない

サルが木道や遊歩道をふさいでいる場合は、無理に通ろうとせず、別の道があれば利用しましょう。別の道がない場合は、十分な距離を取り、サルが移動するまで静かに待つのがおすすめです。

上高地へのアクセスと散策前の確認

上高地では、自然環境保全のため通年マイカー規制が実施されています。自家用車で訪れる場合は、上高地手前の駐車場に車を停め、シャトルバスまたはタクシーへ乗り換えます。

車で訪れる場合

  • 松本方面から:沢渡駐車場からシャトルバスまたはタクシーを利用
  • 高山・岐阜方面から:平湯あかんだな駐車場からシャトルバスまたはタクシーを利用

上高地までの所要時間は、いずれも約30分が目安です。

電車・バスで訪れる場合

松本駅からは、アルピコ交通上高地線で新島々駅へ向かい、新島々駅から上高地行きの路線バスへ乗り換えます。松本駅から上高地までは、乗り継ぎを含めて約1時間30分が目安です。

運行時刻、予約の要否、交通規制、駐車場の状況は変更される場合があります。出発前に上高地公式サイトで確認してください。
kamikochi.or.jp

紅葉シーズンは交通機関が混雑することがあります。また、天候や冷え込みによって遊歩道の状況が変わる場合もあります。交通・天候・施設営業などの最新情報を確認してから出発しましょう。

秋の上高地で、動物たちの季節の変化を楽しもう

今回ご紹介した3種類の動物は、それぞれ異なる場所や方法で秋の上高地を暮らしています。

  • カワガラス:川に潜り、水生昆虫などを探す
  • オオアカゲラ:木の幹をつつき、昆虫や幼虫などを探す
  • ニホンザル:冬に備えて毛並みが変化し、秋の食べ物を利用する

紅葉や秋の花を楽しむだけでなく、動物たちの行動や痕跡にも目を向けると、上高地の自然をより深く味わえます。

早朝の静かな森で鳥の声に耳を澄ませたり、梓川でカワガラスを探したり。散策中に少し立ち止まるだけで、思いがけない出会いがあるかもしれません。

動物たちを驚かせないよう、適切な距離を保ちながら、秋の上高地で特別な自然観察を楽しんでみてください。

秋の見どころをご紹介する上高地ガイドウォーク実施中!

我々FIVESENSE(ファイブセンス)で実施している現地ガイドウォーク「上高地ゆったりウォーク」では、上高地の風景や自然、そして紅葉/黄葉のおすすめスポットもご紹介しています!
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上高地の気温・服装情報~寒さにご注意ください〜

このブログの更新日である10月16日は、朝の気温が0℃、昼は13.1℃。
朝夕の冷え込みが、ダウン必須な寒さになってきました。
日中は日差しがあり、ダウン無しでも歩ける気温ですが、日陰や朝夕はずっと座れない、立ち止まれない体感温度です。
ダウンや手袋、ネックウォーマーなどお持ちいただき着脱しやすい服装でお越しください。

ウェザーニュース:上高地の天気
てんきとくらす:上高地の天気

実際にお越しの方の服装情報をリアルタイムで確認するなら、ライブカメラもおすすめです。

まー

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本日オススメの服装

  • フリース
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  • ダウン
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  • ニット帽
    ニット帽
  • 手袋
    手袋
ガイドが教える上高地服装アドバイス
Published On: 2026-10-16Categories: 本日の上高地&服装

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