上高地、暑い日になりました。
太陽がさんさんと降りそそいでいますが、木陰はとても涼しくて遊歩道はそよ風が心地よいです。
さて、「ひっつき虫」を今日はご紹介したいと思いますが、虫が苦手な方はご安心ください!
虫ではなく植物のご紹介です。
ひっつき虫とはあらゆる方法で動物の皮膚や毛などにひっつく種子や果実の俗称です。
有名なものはオナモミという植物で果実に人の衣服にひっつく細かな毛のような種子が生えています。このオナモミのひっつく仕組みを利用して作られたものとして有名なのがマジックテープです。人間は生き物からいろいろなヒントを得ているのですね。
ひっつき虫の仲間は上高地にも結構あります。
●ダイコンソウ(大根草)
丸い果実に鉤状の種子が密についています。この種子ひとつひとつが通りすがりの動物の毛などに引っかかって種子を遠くに運びます。
●キンミズヒキ(金水引)
懐かしのアポロチョコのような形をした果実に短い鉤状の種子がついています。こちらもダイコンソウと同じ要領で動物などに引っかかって種子が運ばれていきます。
どちらも、触ってみてると意外とくせになる触り心地です。よくルーペなどで観察してみると構造が分かって面白いと思います。
今日の朝の気温は18℃、日中の気温は26℃となっております。
上高地といえども皆さんの予想以上に暑いです。暑さにご用心ください。
ななみん
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2 Comments
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くっついてきて鬱陶しい…と感じていたのですが、子孫を残すための知恵だったとは… 我が身の浅はかさを恥じ、一つ一つに意味があるのだと、強く反省しています。
マシュマロ様
コメントありがとうございます。
ひっつき虫にいっぱい引っ付かれるとちょっと取り除くのが大変ですよね。
それでも植物たちは子孫を残すために必死です。
私も生き物の知恵を知るたびに日々感動しています。
ななみん