段々と気温が下がり、薄手の上着だけでは肌寒く感じるようになってきました。
今日の上高地の気温は朝7時半頃で15℃、11時半現在で18℃となっています。各ホテルではそれぞれ暖房が入るようになり、暖炉があるところは火入れ式をしたなんて話も聞きます。
そんな少しずつ寒くなってきた上高地では、冬に向けて準備をしている生き物の様子を伺うことができます。
こちらはオヤマボクチというキク科のお花。
そのお花にたくさん来ているのはマルハナバチの仲間です。
新しい女王蜂以外は冬を越すことなく死んでしまいますが、冬を越す新しい女王蜂のために長いストローのような口を伸ばして蜜を集めています。
必死に蜜を吸っていて、私がお花に触っても何も気にすることなく作業を続けていました。
地面に目を向けてみると、トウヒの松ぼっくりを見つけました!
近くには、エビフライのようになった松ぼっくり(写真右の2つ)がいくつか落ちています。
これはリスが松ぼっくりの種を食べた跡です。食べ物が少なくなる冬に向けてモリモリと食べているようですね!実際、夏より冬に会うリスのほうがふっくらしていますよ!
生き物たちが着々と冬に備えて準備をしている様子が少しでも伝わりましたでしょうか?
私達は食べ物を貯めておく必要はないですから、晴れた日には秋の爽やかな風を受けながら日向ぼっこなどして冬になる前のひとときを楽しんでみましょう。
つくし