小梨キャンプ場を散策しているときに、カッコウの仲間の鳥を見つけました。
よく見てみると、大人の鳥ではなく、子供の鳥であることに気付きました。
木の枝にじっとしているため、「親が餌を運んでくるのを待っているのかなぁ」と考えていたその時!この子の親らしき鳥が現れたんです。
それがこちら。
なんと、大きさが10㎝ほどしかない、ミソサザイだったのです。子供の大きさは30㎝弱ほどもあるため、とってもアンバランスです。
何度も子供の側に来ては、餌を運んだり様子を見たりと、せわしなく動き回っていました。
実は、日本に住んでいるカッコウの仲間の鳥は、自分で巣を作らず、自分で子育てもせず、他の種類の鳥の巣に卵を産み、子育ての全てをまかせるといった、【托卵】という習性を持っているんです。
托卵された鳥の親は、その子供にせっせと餌を運び、育てます。
しかし、托卵された親の中には、托卵を見破ることができる鳥が出現することがあり、見破られたカッコウの仲間の鳥は、その都度托卵相手を乗り換えて、生きてきたそうです。
しかし、このミソサザイに対しての子供の大きさにはびっくりしてしまいます。
ミソサザイの親は托卵されていることに気付かないのかな・・・?と不思議に思うと同時に、托卵する鳥が恐ろしく感じました。
ちよ