上高地で最もポピュラーな樹木といえば・・・!
カラマツですよね♪ 今日は上高地で一番出会う樹木“カラマツ”についてご紹介します。
トップ写真の葉にご注目下さい。細長い葉を1箇所からたくさん出しています。見た目、触ると痛そうですが、実は柔らかいんです。
秋の上高地の景色はカラマツの黄色で、それは美しい絶景となります。
大きな緑色の物体は、カラマツのマツボックリ(果実)で、徐々に熟して茶色に変化していきます。
そして茶色の小さな物体はカラマツの雄花で、ここから花粉が飛び出してきます。
そんな中でも有名なカラマツをご紹介しましょう。
河童橋から小梨平キャンプ場を通って明神館さんへ向かう遊歩道に、巨大なカラマツが立っています。
推定樹齢200年以上と言われている、老木です。
腰が曲がっているので、余計おじいさんに見えます。
実は始めはまっすぐ成長できていたのですが、ある日、風により折れてしまいました。
しかし、このカラマツは諦めず、下に残った枝を成長させ、生き延びたのです。
折れた証拠が下の写真です。
横から見ると、一度折れたことがはっきり分かります。
実はこの老木、両脇に若い針葉樹を携えています。
右側の若い木は枯れてしまい2年ほど前切られてしまいました。
両脇に若い木、真ん中に老木ということで、上高地では水戸黄門カラマツなんて呼ばれています。
ぜひ散策の際に探してみて下さい♪
今日の朝の気温は18℃、14時頃には28.7℃まで上がりました。
上高地でも日中はかなり暑くなるので、熱中症対策もしっかりお願いします。
しーやん