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【上高地コラム】上高地観光に行くならこの時期がおすすめ!~夏編~

【上高地コラム】上高地観光に行くならこの時期がおすすめ!~夏編~

こんにちは。ネイチャーガイドファイブセンスの「なつ」です。

上高地の冬期休業中(11月16日-4月16日)は、上高地に関する様々な話題をコラム形式でお届けしていきます。

 

今回は、「上高地を訪れるにはどの時期がおすすめなのか」第三弾をお届けします。

第一弾では春、第二弾では初夏・梅雨の上高地をご紹介しています。

よろしければ是非併せてご覧ください。

第一弾:【上高地コラム】上高地観光に行くならこの時期がおすすめ!~春編~

第二弾:【上高地コラム】上高地観光に行くならこの時期がおすすめ!~初夏・梅雨編~

 

今回は上高地の夏(7月中旬~8月中旬)の魅力についてご紹介します。

【緑とせせらぎ爽やかな上高地の夏・7月中旬~8月中旬】

上高地の夏と言えば、私が是非皆さんにおすすめしたいポイントはこちらの2つです!

①涼しげな景色がたくさん!

②華やかなお花たち

今回も1つずつご紹介していきます。

 

【ポイント①涼しげな景色がたくさん!】

夏はやはり青空や白い入道雲、青々と茂る草木、太陽の光を受けてきらめく川など、見渡す限りコントラストの美しい景色を見ることができます。

8月上旬の田代湿原

8月上旬の田代湿原

8月上旬の大正池

8月上旬の大正池

その中でも特に、谷底地形にあって周りの高い山々から水が流れ込みやすい上高地ならではの、川や池の水音や景色が見た目にも涼しげでおすすめです。

田代橋下流方面、増水した梓川

田代橋下流方面、増水した梓川

また、夏は夕立ちが降りやすいため、夕焼けや川もやを見られるチャンスが多い時期でもあります。

夕焼けは高い山に囲まれた上高地では非常に珍しく、あまり見ることができないので、夏の上高地にお越しの際は是非ねらってみてくださいね。

7月下旬の夕焼けと焼岳

7月下旬の夕焼けと焼岳

ちなみに、夏の上高地の実際の気温は最高で27~28℃ほど。標高が高いため日の当たらない日陰などでは日中でもかなりひんやりとしますが、同時に平地よりも太陽に近いため、直射日光や紫外線が強く、日向では体感30℃を超える日もあります。

そのため「意外と暑いんですね」とお客様から言われることもしばしばありますが、遊歩道を歩いていて急に日向から日陰に入ると、その温度差に驚いて薄手の上着を羽織るなんてこともあります。

【ポイント②華やかなお花たち】

前回にも少しご説明しましたが、春は小さくて数の多い花たち、梅雨~夏は茂ってきた草木に埋もれてしまわないよう、大きく派手な見た目の花たちと季節ごとに特徴が分かれています。

人間がお花に対して綺麗だと感じる部分は虫にとってもわりと同感なようで、虫に花粉を運んでもらう必要がある種類ほど目立つ見た目をしています。

ヤチトリカブト(谷地鳥兜)

ヤチトリカブト(谷地鳥兜)

こちらは猛毒で有名なトリカブトの一種、「ヤチトリカブト」です。

「谷地」というのは湿った場所や水の近くを表す言葉で、上高地では清水川沿いでよく見ることができます。

実は上高地で初めて発見された種類と言われていて、水の豊富な上高地らしい水辺を彩るお花です。

もちろんこちらの種類も毒を持っています。

マルバダケブキ(丸葉岳蕗)

マルバダケブキ(丸葉岳蕗)

こちらは「マルバダケブキ」。

私は個人的に「上高地のひまわり」とあだ名をつけています。

草丈は0.8~1.2mとかなり大きく、遊歩道の脇に生えていることが多いため非常に目立つお花です。

葉っぱの大きさと形が「フキ(蕗)」(ふきのとうのふきです)に似ていることが名前の由来だそうです。

トモエソウ(巴草)

トモエソウ(巴草)

こちらはお花の形が特徴的な「トモエソウ」。

「トモエ(巴)」というのは勾玉のような形のことで、よく見ると花びらの一枚一枚が巴形をしていることから名前がつけられています。

花は直径4~6cmほどですが、草丈が1mほどになるため、こちらもよく目立つ種類です。

ジャコウソウ(麝香草)

ジャコウソウ(麝香草)

こちらはなんとも言い難い色合いが美しい「ジャコウソウ」。

「ジャコウ(麝香)」とは、ジャコウジカという鹿の腹部のあたりにある香嚢からとれる香水の原料のことで、ムスクとも呼ばれます。

ジャコウソウは花や葉っぱから麝香の香りがする、ということで名前がつけられたそうですが、実際はあまり感じることができません。

8月上旬頃になると釣鐘のような花が鈴なりにつき、とても可憐な様子が見られます。

 

今回は上高地の夏のおすすめポイントについてご紹介しました。

華やかなお花が好きな方、また少しでも涼しげな景色を見たい!という方には7月中旬~8月中旬の上高地は特におすすめです。

次回は秋の上高地のおすすめポイントについてもご紹介していきますので、よろしければ合わせてご覧くださいね。

 

なつ

 

【上高地・冬の配信イベント】

FIVESENSEでは、上高地のシーズンオフにも様々なイベントを実施いたします!

 

●上高地オンラインガイドツアー【冬期】

2024年1月21日(日)15:30-17:30

 

【動画】

  • コースは上高地トンネル上~河童橋片道
  • 1月上旬撮影予定
  • 動画時間約1時間30分、解説・質疑応答を含めたイベント時間は2時間程度を想定

 

上高地を実際に歩いた散策風景の動画を見ながら、現地ガイドがリアルタイムで解説します。

ご自宅などお好きな場所から、YouTubeにてご覧ください。

冬期上高地オンラインガイドツアー

 

●Discover Kamikochi~上高地を学ぶ~

今年の講習会も、松本市・信毎メディアガーデンでの「対面講習」と、WEB配信の「オンライン講習」を同時実施いたします。

今年度は全4回の実施です。

 

【講習スケジュール】

第一回「上高地の花と樹木」 2024年1月14日(日)

第二回「上高地の鳥と動物」 2024年1月28日(日)

第三回「上高地の歴史」 2024年2月4日(日)

第四回「上高地の今」&懇親会 2024年2月18日(日)

 

午前の部[スタンダード]では、それぞれのテーマの全般的な内容を網羅してお届けします(昨年までの午前の部と同内容)。

午後の部[バラエティ]では、リピーターの方向けに毎年内容を変え、ガイドならではの様々な切り口から上高地の自然をご紹介します。

※第4回講習は午前のみ(昨年とは別内容)で、午後は懇親会を実施します。

※懇親会のご参加は、今年度のいずれかの講習会にご参加の方に限らせていただきます。

 

過去の講習会のサンプル動画をこちらからご覧いただけます。

 

●対面講習

・10:30-12:30 午前の部[スタンダード] 各回2,000円

・14:00-15:30 午後の部[バラエティ] 各回1,500円

※第4回は午前の部のみ、昨年とは別内容

[対面講習予約フォーム]からお申込みください。

上高地講習会対面

 

●オンライン講習(対面講習をYoutube Liveにて同時配信)

・10:30-12:30 午前の部[スタンダード] 各回1,500円

・14:00-15:30 午後の部[バラエティ] 各回1,000円

※第4回は午前の部のみ、昨年とは別内容

[オンライン講習予約フォーム]からお申込みください。

上高地講習会オンライン

 

●インターネットでのお問い合わせ:

[お問い合わせフォーム]からお問い合わせください。

 

●懇親会

・2月18日(日)13:00-14:30 5HORN Dining(松本パルコ1F)

お1人様2,100円(パスタ+サラダ+ソフトドリンク代込み)

 

※参加費は全て税込みです。

※対面講習は講習当日、現金/PayPayでのご精算です。

※オンライン講習はクレジットカード/コンビニ・ATM/PayPal・銀行口座振替での事前精算です。

 

冬期も、FIVESENSEのイベントへのご参加をお待ちしております。

 

★ネイチャーガイドFIVESENSEのYouTubeチャンネルはこちら★

★上高地の観光情報は上高地コラム★

★エコツーリズム大賞「優秀賞」を2年連続受賞いたしました★

2024-01-19T10:45:03+09:002024-01-17|上高地コラム|

2 Comments

  1. 北出英夫 22:56 の 2024-01-26 を- 返信

    春夏秋冬の草花 樹木のかおり山々の季節の装い カラマツ林の新芽 紅葉の装い 梓川の清らかな心あらわれる水流
    いつ行っても新鮮 今年は新しい友達も行く気十分 いざ上高地へ

    • FIVESENSE 10:29 の 2024-01-28 を- 返信

      北出英夫 様
      コメントありがとうございます。
      おっしゃる通り、上高地は四季折々の見どころに加え、天気や時間帯によってもさまざまな発見が楽しめる場所ですよね。
      2024シーズンも魅力溢れる上高地にて、北出様、ご友人様にお会いできますことを、ガイド一同心よりお待ちしております。
      なつ

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