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【上高地コラム】上高地観光に行くならこの時期がおすすめ!~春編~

こんにちは。ネイチャーガイドファイブセンスの「なつ」です。

上高地の冬期休業中(11月16日-4月16日)は、上高地に関する様々な話題をコラム形式でお届けしていきます。

 

今回は、「上高地を訪れるにはどの時期がおすすめなのか」をテーマにお届けします。

ガイド中にもお客様から聞かれることの多い話題ですが、もちろんどの季節もおすすめポイントがたくさんあります。

ガイドとしては、多くの方に様々な季節の上高地を知ってもらいたい!という気持ちもありますので、季節ごとに回を分けて、それぞれの季節のおすすめポイントをご紹介していこうと思います。

今回は第一弾、上高地の春(5月下旬~6月上旬)についてご紹介します。

【魅力溢れる春の上高地・5月下旬~6月上旬】

上高地は4月中旬からシーズンが始まりますが、5月初め頃まではまだ冬の空気が漂っています。

この頃までは雪が降ることもあり、ゴールデンウィーク中に例年一度は雪景色が見られます。

2023シーズン初日

2023シーズン初日(4月17日)

 

そのため、春の花たちは5月初め頃から一斉に咲き始め、5月下旬~6月上旬にかけて見頃のピークを迎えます。

 

この5月下旬~6月上旬という時期は、上高地の従業員に「上高地に行くならいつがおすすめですか?」と聞くと9割方がおすすめだと答える時期でもあります。

その理由となる4つのおすすめポイントを以下に挙げてみました。

①花の種類が多い

②自然が色鮮やか

③野生動物に遭遇するチャンスが多い

④雪化粧の山々を楽しむことができる

それぞれのポイントについて、1つずつご紹介していきます。

【ポイント①花の種類が多い】

春のお花は、雪が溶けていち早く咲かせるために、ひとつひとつは小さくてもとにかくたくさん咲かせよう、というものが多いです。

上高地の春の代表格・ニリンソウ(二輪草)

上高地の春の代表格・ニリンソウ(二輪草)

エゾノコリンゴ(蝦夷の小林檎)

エゾノコリンゴ(蝦夷の小林檎)

ホンシャクナゲ(本石楠花)

ホンシャクナゲ(本石楠花)

1年の中でお花の種類が一番多いのは春ですので、お花が好きな方にはぜひ一度観光しにいらしていただきたいのがこの時期です。

【ポイント②自然が色鮮やか】

色鮮やかな自然というと、夏の青々とした緑や秋の紅葉シーズンを思い浮かべますが、春も負けてはいません。

春は新緑のシーズン。山の斜面が何種類もの緑色でモザイク状に彩られます。

6月上旬の明神岳

6月上旬の明神岳

また、冬の間に積もった雪が春の日差しを受けて少しずつ溶け、川に雪解け水が多く流れ込むようになります。

梓川は水の色が青く見えることで有名ですが、水の量が多いと反射する光の量も多くなるため、一際鮮やかな青色に見えます。

そのため、雪解け水によって1年の中で一番川の水量が多くなる春は、川の色もより青く見えやすいという特徴があります。

5月下旬の梓川と穂高連峰

5月下旬の梓川と穂高連峰

【ポイント③野生動物に遭遇するチャンスが多い】

春は冬眠から目覚めた動物たちや、渡りをする鳥たちが上高地で活動し始める季節。

特に鳥たちは、パートナーを探す恋の季節が始まり、歌うような「さえずり」が聞こえてくるようになります。

さえずりは種類ごとの聞き分けがしやすいことや、また草木が茂る前で鳥の姿も見つけやすいことから、春はバードウォッチングに適している時期とも言えます。

春と秋に上高地を訪れるルリビタキ(瑠璃鶲)

春と秋に上高地を訪れるルリビタキ(瑠璃鶲)

鳥以外にも、サルやアナグマなどの動物たちが、柔らかい新緑を食べるために遊歩道の近くに姿を現すことがあります。

植物の新芽を食べるサルの親子

植物の新芽を食べるサルの親子

ニホンアナグマ

ニホンアナグマ

※上高地で野鳥や野生動物に遭遇した際は、必要以上に近寄らず、一定の距離を守って見守るようにお願いいたします。

【ポイント④雪化粧の山々を楽しむことができる】

前述の通り、上高地では5月初め頃まで雪が降ることがあり、5月下旬頃までは、さらに標高の高いところではまだ積雪の残っている場所があります。

そのため、春頃は上高地から見ることのできる山々はまだ残雪の景色が楽しめる時期です。

5月下旬の穂高連峰

5月下旬の穂高連峰

 

以上4つのおすすめポイントをご紹介しましたが、実は最後にもう一つ隠れおすすめポイントがあります。

それは「人があまり多くないため、ゆっくり観光や散策がしやすい」という点です。

5月下旬~6月上旬はゴールデンウィークの行楽シーズンが終わり、また祝日などもないため、休日を取りづらい時期であることや、地域によっては梅雨シーズンに入ってしまうこともあり、上高地では比較的観光客の方が少ない時期になります。

上高地は関東甲信に含まれているため、梅雨は6月半ば頃からとなりますので、お天気も比較的安定した時期でいわゆる「穴場」の時期となります。

 

「上高地に初めて行くけどいつの時期に行ったらいいんだろう?」という方や「色鮮やかな上高地の景色を楽しみたい!」という方は是非、魅力溢れる5月下旬~6月上旬の上高地に一度いらしてください!

次回以降、別の季節のおすすめポイントもご紹介していきますので、よろしければ合わせてご覧くださいね。

 

なつ

 

【上高地・冬の配信イベント】

FIVESENSEでは、上高地のシーズンオフにも様々なイベントを実施いたします!

 

●上高地オンラインガイドツアー【冬期】

2024年1月21日(日)15:30-17:30

 

【動画】

  • コースは上高地トンネル上~河童橋片道
  • 1月上旬撮影予定
  • 動画時間約1時間30分、解説・質疑応答を含めたイベント時間は2時間程度を想定

 

上高地を実際に歩いた散策風景の動画を見ながら、現地ガイドがリアルタイムで解説します。

ご自宅などお好きな場所から、YouTubeにてご覧ください。

冬期上高地オンラインガイドツアー

 

●Discover Kamikochi~上高地を学ぶ~

今年の講習会も、松本市・信毎メディアガーデンでの「対面講習」と、WEB配信の「オンライン講習」を同時実施いたします。

今年度は全4回の実施です。

 

【講習スケジュール】

第一回「上高地の花と樹木」 2024年1月14日(日)

第二回「上高地の鳥と動物」 2024年1月28日(日)

第三回「上高地の歴史」 2024年2月4日(日)

第四回「上高地の今」&懇親会 2024年2月18日(日)

 

午前の部[スタンダード]では、それぞれのテーマの全般的な内容を網羅してお届けします(昨年までの午前の部と同内容)。

午後の部[バラエティ]では、リピーターの方向けに毎年内容を変え、ガイドならではの様々な切り口から上高地の自然をご紹介します。

※第4回講習は午前のみ(昨年とは別内容)で、午後は懇親会を実施します。

※懇親会のご参加は、今年度のいずれかの講習会にご参加の方に限らせていただきます。

 

過去の講習会のサンプル動画をこちらからご覧いただけます。

 

●対面講習

・10:30-12:30 午前の部[スタンダード] 各回2,000円

・14:00-15:30 午後の部[バラエティ] 各回1,500円

※第4回は午前の部のみ、昨年とは別内容

[対面講習予約フォーム]からお申込みください。

上高地講習会対面

 

●オンライン講習(対面講習をYoutube Liveにて同時配信)

・10:30-12:30 午前の部[スタンダード] 各回1,500円

・14:00-15:30 午後の部[バラエティ] 各回1,000円

※第4回は午前の部のみ、昨年とは別内容

[オンライン講習予約フォーム]からお申込みください。

上高地講習会オンライン

 

●インターネットでのお問い合わせ:

[お問い合わせフォーム]からお問い合わせください。

 

●懇親会

・2月18日(日)13:00-14:30 5HORN Dining(松本パルコ1F)

お1人様2,100円(パスタ+サラダ+ソフトドリンク代込み)

 

※参加費は全て税込みです。

※対面講習は講習当日、現金/PayPayでのご精算です。

※オンライン講習はクレジットカード/コンビニ・ATM/PayPal・銀行口座振替での事前精算です。

 

冬期も、FIVESENSEのイベントへのご参加をお待ちしております。

 

★ネイチャーガイドFIVESENSEのYouTubeチャンネルはこちら★

★上高地の観光情報は上高地コラム★

★エコツーリズム大賞「優秀賞」を2年連続受賞いたしました★

2024-11-19T14:09:15+09:002023-12-22|上高地コラム|

2 Comments

  1. 梅村 博 22:13 の 2024-01-03 を

    上高地のガイドは、5月末ですと、いつ頃から申し込み受付でしょうか?

    • FIVESENSE 19:04 の 2024-01-08 を

      梅村様
      コメントありがとうございます。
      2024年4月-11月の予約は既に受付を開始しております。
      こちらの予約フォームからご予約ください。
      https://fivesense.guide/reserve/

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