こんにちは。ネイチャーガイドファイブセンスの「さくら」です。

 

世間は間もなく夏休み。

避暑の季節でもあり、上高地への旅行をお考えの方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな観光シーズンに向け、「上高地で何をすればいいの?」「上高地のみどころは?」といった初めての方向けの疑問にお答えする、上高地の基本情報をお届けします。

 

【上高地観光の基本】

山岳リゾートである上高地では、通常の観光地とはちょっと違ったポイントがあります。旅行の計画を立てるにあたっては、まずこの3点をチェックしてください。

 

●営業期間

標高1500mの上高地は、冬の間、雪に覆われています。

観光で上高地に来ることができるのは一年のうち、4月17日から11月15日の7か月間のみ。

この7か月の間に、高原の春・夏・秋がつまっています。

上高地・岳沢湿原の湧水

 

なお、11月16日から4月16日までは冬期休業期間中で、原則的には立ち入ることができません。

この期間の上高地は雪崩や地吹雪の危険がある冬山です。冬山登山をお考えの方は「上高地冬期入山ルール」をご確認ください。

 

●カーレスリゾート

自然を楽しむ観光地である上高地では、観光中にできるだけ車両を見ることがないよう、「カーレスリゾート」となっています。

バス通りは歩道から離れており、業務用の車両も通行できる時間が定められています。

そして観光でいらっしゃるお客様も、自家用車で上高地へ入ることができません。

 

上高地の玄関口となるのは、長野県側の「松本」と岐阜県側の「高山」。

マイカーでお越しになる場合、松本経由の場合は「沢渡(さわんど)」、高山経由の場合は「平湯」でバス・タクシーに乗り換える必要があります。

[上高地へのアクセスはこちら]

 

●保護された場所

上高地は、自然を守り、その守られた自然をお楽しみいただくための「国立公園」、さらにその中でも厳格に保護された「特別保護地区」に指定されています。

動植物の採集(山菜採りやきのこ狩り、虫取りなど)ができないなど、観光客の方にもご協力いただきたいルールがいくつかありますが、その分、街では決して見られないような大自然の風景をお楽しみいただけます。

[上高地5つのルールはこちら]

 

【上高地エリア情報】

山の上から見た上高地の地形

こちらは、上から見た上高地の写真です。

周囲を3,000m級の山に囲まれた谷底で、長さ約15km×幅約1kmほどの盆地になっています。

 

周囲の山は険しいですが、清流・梓川(あずさがわ)を中心にしたこのエリアは平坦で、スニーカー程度の靴でも歩くことができます。※雨の日は防水のトレッキングシューズなど推奨

「大正池」「河童橋」「明神池」「徳沢」といったメインスポットは全てこの梓川沿いに、およそ徒歩1時間ずつの距離で位置しています。

 

このうち、バスやタクシーで来ることができるのは「河童橋」近くの「上高地バスターミナル」より下流側(地図左側)のみ。

それより上流は徒歩でしか行くことができないエリアです。

 

【上高地のみどころ】

上高地の一番のみどころは、なんといっても「山」と「水」。

それ以外にも様々な魅力がありますので、ぜひお気に入りの上高地の一面を見つけてください。

 

●山をみる

上高地を訪れるとまず目の前にそびえたつのが、日本で3番目に高い奥穂高岳を含む「穂高連峰」。

穂高をはじめとするこの山々の風景が、上高地の象徴です。

穂高連峰を見るおすすめエリア:大正池、田代湿原、河童橋など

 

●水をみる

上高地の清流・梓川

上高地の清流・清水川の湧水

上高地は谷底地形のため、周囲の山の水が集まってくる場所です。

青い色合いが美しい梓川や豊富な湧水など、歩く先々で美しい水の風景を見つけることができます。

清流と湧水を楽しむおすすめエリア:河童橋、岳沢湿原、明神池など

 

●季節のみどころ

5月下旬のニリンソウの群生や、8月の朝もやの大正池、11月のカラマツ黄葉など、季節のみどころも盛りだくさん。

上高地・大正池の朝もや

上高地・明神池のカラマツ黄葉

それぞれの季節や月の魅力については、[上高地おすすめの季節]の記事をご覧ください。

 

●自然を楽しむ

花や鳥など、自然をじっくり楽しめるのも上高地の魅力のひとつ。

こちらはぜひ、我々FIVESENSEの[現地ガイドウォーク][オンラインガイドツアー]、ブログや[SNS]などをチェックしてください。

 

【上高地おすすめ滞在プラン】

1.日帰り/1泊2日の場合のスタンダード

1~2日の滞在では、上高地を代表する2つの散策コースの、どちらか又は両方を散策するのが一般的です。

①大正池~河童橋〈初めての方向け/2時間以上滞在〉

上高地といえばこれ!という、代表的な景色を満喫できるコースです。距離は約3.5km、コースタイムは片道約1時間。出発点も到達点も近くにバス停がありますので、2時間あれば、お弁当を食べたり写真を撮ったりしながら歩いても充分間に合います。
どちらをスタート地点にしても良いですが、散策終了後の休憩やバス乗車を考えると、大正池出発の方が一般的です。

②河童橋~明神〈ちょっと時間のある方向け/3時間以上滞在〉

河童橋より上流(明神側)はバス・タクシーの利用ができないエリア。神秘的な空気をたたえる明神池まで、平坦ではありますが往復約7㎞、徒歩2時間半程度の距離があります。時間と体力に余裕があり、山らしい風景や静けさ、花・鳥との出会いを目いっぱい楽しみたい方向けのコースです。

上高地が初めてで日帰り滞在であれば、まずは①がおすすめです。
1泊2日滞在の場合、①と②を2日に分けて散策するのが一般的で、時間に余裕がある方の日程に②を割り当てるのが安心です。

 

2.しっかり歩きたい場合

③河童橋~徳沢〈散策を満喫したい方向け/6時間以上滞在

奥上高地とも称されるエリア。明神池のさらに先にあり、ここも徒歩でしか行くことができない場所です。片道約7km、徒歩約2時間。5月のニリンソウの群生や10月のハルニレ・カツラの黄葉など、季節のみどころも豊富です。
訪ねるのに時間がかかる場所ですので、上高地・河童橋付近で2泊以上するか、折り返し地点の徳沢・または中間地点の明神で宿泊することをおすすめします。

 

3.長距離の散策をしない場合

④河童橋~田代橋〈1~2時間以上滞在〉

1~2時間滞在以上とは書きましたが、アクセスにもかなり時間がかかる上高地のこと、できれば2時間以上は滞在していただかないと勿体ないかな~とは思います。ご飯を食べたりケーキを食べたりお土産を買ったりしていると、それだけでもそれなりに時間がかかりますしね。

河童橋~田代橋は、片道2km弱、川の両岸を使って往復したら40分ほどの距離です。平坦で休憩できる場所が多いので、お子様や、入門編の散策としておすすめです。上高地で、車いすでの散策が容易なほぼ唯一のエリアでもあります。歩きやすいだけでなく、美しい梓川の流れと山の風景も楽しめる、ハイライト的なコースです。

⑤小梨平キャンプ場〈1~2時間以上滞在〉

河童橋から徒歩5分ほどにあるキャンプ場のエリアで、小川の流れや鳥・花を手軽に楽しめるポイント。お子様連れの方や、ベンチでのんびりしたい方におすすめです。

 

詳しい滞在プランは[上高地モデルコース]の記事をご覧ください。

 

【上高地おすすめ服装情報】

上高地の気温は年間平均約6.5℃。北海道の釧路市と同じくらいの気温ともいわれますので、平地よりもちょっと暖かめの服装が必要です。

5月から9月は日差しが強いので帽子が必須。また、山は急な雨などもありますので、レインウェアや折りたたみ傘などの雨具は必ずお持ちください。

靴は晴れた日はスニーカー程度で大丈夫ですが、雨の日は水たまりやぬかるみができやすいため、トレッキングシューズなど防水の靴が快適です。

 

[上高地ライブカメラ]で実際にいらしている方の服装をチェックするのもおすすめの方法です。

各月の具体的な服装については[上高地服装アドバイス]もご覧ください。

 

【上高地ガイドウォーク】

我々ネイチャーガイドファイブセンスでは、上高地のガイドウォークをシーズン中毎日実施しています!

上高地を見続けている現地ガイドが、ゆったり歩きながら上高地の魅力をご紹介します。

初めてで何を見ていいか分からないという方から、じっくり上高地を知りたいという方まで、どなたでもぜひご参加ください!

上高地ガイドツアーバナー

 

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