上高地の遊歩道を歩いて樹木を観察してみましょう。
面白い樹形の樹木がたくさんあります。
その中でも今日は根元に注目してみました。
ところどころ、まるでタコの足のような根っこをしている樹木を見かけます。
これは根上りという現象です。倒木の上に生えた樹木に起こる現象です。
根上りが起こる理由ですが、上高地の森の中にはたくさんのササが生えています。
樹木の種子が地面に落ちるとそのササが光を遮って太陽の光をもらうことができず、なかなか成長できません。
そこで樹木の種子が太陽の光を得ることができる数少ない場所が倒木の上です。
倒木の上に樹木の種子が落ちると、ササの邪魔をされずにすくすくと育っていきます。
こうして成長した樹木はやがて倒木をよけて根を張ります。
そして年月が経ち樹木の成長とともに倒木は朽ちて土にかえります。
倒木があった場所には空洞ができてタコの足のような根っこができます。
ぜひタコの足のような根上り木を探してみてください。
樹木を観察していると綺麗な山野草やかわいい生き物を思わず発見できるきっかけになるかもしれません!
今日の上高地の朝の気温は17℃、日中の気温は22℃となっております。
防水対策でポンチョなどを着ると、予想以上にポンチョの中に熱がこもり熱くなったりします。
脱ぎ着できる服装で急な天候の変化にも対応できるようにしましょう。
ななみん
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4 Comments
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上高地に行く度に連福草を探してます。
20年ほど前に中ノ瀬園地からバスターミナルまでの梓川沿い左岸で見つけたのですけど、その後何年も姿を見ることがありません。
とても小さな花なので気がつかないだけかも知れませんが、もし見つけたら見つけた事実だけを教えていただけますと幸いです。
てくてくおやじ様
コメントありがとうございます。
確かに小さくて目立ちづらいお花なので気づかず通り過ぎてしまったのかもしれません。
私が今年、連福草を発見したのは6月1日の上高地バスターミナル付近でした。
参考になれば幸いです。
ななみん
ななみんさん こんにちは
バスターミナル周辺でも咲いてるのですね。
身近な所に咲いてるのを見つけられずに通りすぎてるのかも知れません。
今年は花期が終わってると思うので来年探しに行くつもりです。
ありがとうございました
てくてくおやじ様
コメント再度ありがとうございます。
来年は連福草が見つかると良いですね!
お待ちしております。
ななみん