今日は上高地でよく見られる鳥たちをご紹介します。
バードウォッチングがおすすめの時期は、樹に葉っぱがない冬~春先にかけてですが、葉っぱがある時期でも野鳥を垣間見ることができます。今日はそんな野鳥たちをご紹介します。
一枚目の茶色い鳥は「ミソサザイ」という日本で二番目に小さい鳥です。小さくて地味な鳥ですが、大きな声で長くピピピ、チュリチュリ、チリリリ…などと言い表せないような複雑なさえずりをします。沢の近くにいることが多いです。
さえずる時は、倒木や岩の上など目立つところで鳴くので声が聞こえたら目線の高さで倒木や岩の上などチェックすると見つけやすいです。
今度はお腹が少し黄色い「アオジ」です。写真では口いっぱいにエサを持っています。
アオジもさえずる時は目立つようなところに出てきますが、ミソサザイと違い、樹の一番高いところで鳴いていることが多いです。鳴き始めは、チョッピーチョチョ…などと鳴きます。
アオジは田代湿原付近でよく見られます。
最後はホーホケキョと鳴く「ウグイス」です。
声は聞くけど姿は見れない鳥としても有名ですが、その理由はウグイスが住んでいる場所のせいです。ウグイスのいる場所はササなどの藪の中。藪の中でホーホケキョと鳴くので、近くにいても見つからない事が多いのです。
しかし、やっぱりこのウグイスもさえずる時は少しだけ目立つところに出て来ます。
ミソサザイやアオジ程目立つところという訳ではないので見つけづらいですが、すごく近くでホーホケキョ!と鳴いたらチャンスです。目線の高さでササ藪の少し開けたところや低木など、少し目立つようなところを探してみてください。
上高地の野鳥たちは他の場所にいる野鳥に比べて警戒心が薄い子が多いので、すごく近くで姿を見せて鳴いてくれることもしばしばあります。ぜひ近くで鳥の声がきこえたら、探してみてください!
今日の上高地は朝8時頃で17℃、14時現在で22℃となっています。
30℃を超えている場所に比べたら涼しく感じるかもしれませんが、こまめな水分補給をして熱中症などにお気をつけください。私も意識して水分を多くとっていたりします。
つくし