こんにちは。NATUREGUIDE FIVESENSEのさくらです。

しばらく暖かかった上高地ですが、ここ数日は例年通りの寒さになってきており、朝8時頃でも息が白く、朝晩は手袋が欲しいくらいの気温です。

本日のブログでは、現時点での黄葉見頃予想をお届けします。

【上高地の紅葉/黄葉予測2023】

9月下旬現在、上高地はまだまだ緑なのですが、山はじわじわと黄色になってきています。

穂高連峰の裏側、涸沢ヒュッテさんのツイッターによると、涸沢は9月29日で5~6割の色づきとのことです。

※涸沢は健脚の方で上高地から片道6時間、登山の装備と心得が必要なエリアです。

上高地でも、早く色付く樹種はちらほらと赤くなってきています。

河童橋から徒歩5分、小梨平キャンプ場でよく見かけるヒロハヘビノボラズ（広葉蛇上らず）。

この写真はまだ朝の日が当たらない時間ですが、日が当たっていると綺麗ですのでぜひ探してみてください。

また、秋の実りもどんどん色づいてきています。

こちらはカントウマユミ（関東真弓）。上高地の日当たりの良い場所にたくさん生えています。

赤い木の実はサルなどに食べられてどんどん減っていきますので、写真を撮りたい方はお早めに！

（人間の木の実の採取は禁止されています。また、毒がある木の実もあります！）

上高地の紅葉/黄葉の見頃は例年、カエデなどの広葉樹が10月中旬、黄葉のメインであるカラマツが10月末から11月第一週頃です。

今年は夏が長引いていたのでかなり遅れるかもと心配していたのですが、ここ数日で順調に冷え始めており、昨年とあまり変わらない時期になるかもしれません。

特にカラマツは、黄葉の外れ年があまりないため、10月末頃になれば美しい風景を見せてくれると思います。

細かい時期の目安を知りたい方は、下のバナーから過去の紅葉情報をまとめた記事をご覧いただけます。

今朝の上高地は11℃。10℃以下の冷え込みや、霜の降りる日も出てきています。

日中は20℃近くまで上がりますので、日向であれば長袖シャツだけで歩いている方もいらっしゃいますが、お泊まりの方はダウンジャケットや手袋などの防寒具をご用意ください。