とうとう、全国的に梅雨入りが発表されました。

上高地では、一週間の中でも晴れ間がのぞいたり、雨が降ったりしています。

こんにちは。ネイチャーガイドファイブセンスの「じゅん」です。

本日は、雨が降ったときの楽しみ方の一つをご紹介させていただきたいと思います。

【上高地の雨ならではの楽しみ】

上高地は、たくさんのお花や鳥がいることが有名ですが、 本日は山や葉っぱにスポットライトを当てたいと思います。

実は、「雨が降っているときこそ、ぜひ上高地を散策していただきたい！」とネイチャーガイドは感じています。

なぜなら、そこには雨の日しか見れない景色があるからです。

雨が降って雲がかかると、山がより立体的に見え、とても幻想的な景色を見ることができます。

雲がかかった明神岳

そして、そんな山景色と一緒にぜひ楽しんでいただきたいのが、「雨粒」です。

道端に生えている小さな植物に目をやると、なんとミクロな世界が広がっているではありませんか。

雨粒をはじく葉

葉っぱが雨粒をはじいていました！

上高地には、特によく見ることができる「水滴をはじく植物」が5種類あります。

5種類を写真とともにご紹介します。

【九枚笹(クマイザサ)】

遊歩道の脇に生えるクマイザサ

クマイザサの新芽と雨粒

クマイザサは上高地では様々なところでよく目にすることができる植物です。

ひとつの枝からたくさん葉が出ることが名前の由来になっています。

【落葉松草(カラマツソウ)】

カラマツソウの葉

カラマツソウは、花の形がカラマツの葉に似ていることから名前がつけられています。

とても良く似た植物に「ミヤマカラマツ」がありますが、カラマツソウの方が高さがあり、葉が動物の足跡のような形をしています。

【甘野老(アマドコロ)】

アマドコロの葉

近くで見たアマドコロの葉

こちらはアマドコロ。

茎は触ってみると角ばっており、花は筒状の形をしています。

【唐松(カラマツ)】

カラマツの葉についた雨粒

カラマツは日本にある針葉樹の中で唯一、秋に黄葉し落葉します。

今の時期はきらきらと輝く雨粒と若い葉の新緑が一緒に楽しめます。

【カツラ】

水滴を弾いているカツラの葉