こんにちは。ネイチャーガイドファイブセンスの「なつ」です。
上高地を含む関東甲信地方も先日梅雨入りし、天気予報を見ると雨マークのついている日が増えてきました。
本日は雨の日にお楽しみいただける上高地の植物たちの様子をご紹介します。
【光る雨粒と植物たち】
![雨に濡れるコメツガ](https://fivesense.guide/wp/wp-content/uploads/2023/06/DSC_5932-480x320.jpg)
雨に濡れるコメツガ
こちらはコメツガの葉。
葉の先に雨粒がついてきらきらと光っていました。
![コチャルメルソウ](https://fivesense.guide/wp/wp-content/uploads/2023/06/DSC_5940-1-480x320.jpg)
コチャルメルソウ
こちらはコチャルメルソウ。
歯車のような形の葉が特徴です。
茎についている丸い果実が上向きのお椀状に裂けて、雨粒が落ちてきた衝撃で中の種を飛ばして繁殖します。
![シロバナグンナイフウロ](https://fivesense.guide/wp/wp-content/uploads/2023/06/DSC_5978-480x320.jpg)
シロバナグンナイフウロ
こちらは花が開いたばかりのシロバナグンナイフウロ。
満開になると後ろ側にもう少し花びらがそり返ります。
園芸植物として知られているゼラニウムの仲間です。
![ミヤマカラマツの葉](https://fivesense.guide/wp/wp-content/uploads/2023/06/DSC_5977-480x320.jpg)
ミヤマカラマツの葉
こちらはミヤマカラマツの葉に乗った雨粒です。
葉の表面にクチンと呼ばれる蝋があり、さらにその上に粒状のワックスがあるため、水滴を玉状に弾く現象が見られます。
このクチンとワックスを合わせて、クチクラ層と呼びます。
![イヌコリヤナギの幼木](https://fivesense.guide/wp/wp-content/uploads/2023/06/DSC_5973-480x320.jpg)
イヌコリヤナギの幼木
こちらは柳の一種でイヌコリヤナギの葉。
イヌコリヤナギの葉もミヤマカラマツと同様、水をよく弾きます。
【おまけ~アカゲラ子育て中~】
![巣穴から飛び立つアカゲラ](https://fivesense.guide/wp/wp-content/uploads/2023/06/DSC_5999-480x320.jpg)
巣穴から飛び立つアカゲラ
![巣穴の中の雛たちに餌を運ぶアカゲラ](https://fivesense.guide/wp/wp-content/uploads/2023/06/DSC_5986-scaled-e1686646480114-480x308.jpg)
巣穴の中の雛たちに餌を運ぶアカゲラ
大正池の近くでアカゲラが巣を作っているのを発見しました。
巣穴の中の雛たちは見えませんでしたが、元気な鳴き声が聞こえていました。
【上高地気温・服装情報】
本日の天気は晴れのち曇り。
ときどき雨がぱらつくこともあるかもしれません。
気温は朝が13℃、昼が21℃。比較的暖かく、少し湿気があります。
日差しが出ているときと曇りのときでは体感温度にかなり差がありますので、
調節のしやすい暖かい服装でお越しください。
なつ
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いつも楽しい情報、ありがとうございます。
2023年6月23日に掲載されている中に「クロクモソウ」とありますが、
クロクモソウではないように思われます。
ふりはた様
ご指摘をいただきありがとうございました。
確認しましたところ、クロクモソウではなくコチャルメルソウでしたので、文章修正させていただきました。
今度とも当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。