6月を迎えた上高地!
風景は、日一日と「春」から「初夏」に変わっています。
こんにちは。ネイチャーガイドファイブセンスのさくらです。
【ニリンソウはまだ咲いています!……が、お早めに!】
5月下旬から満開を迎えている上高地のニリンソウ(二輪草)ですが、そろそろ見頃が終盤です!
明神地区や徳沢地区ではまだ「群生」と言える程度に咲いていますが、周囲の草がだんだん伸びてきました。
ニリンソウは背が低く、じきに他の草に埋もれてしまうため、群生の写真を撮りたい方はできれば今週末くらいまでにお越しください!
コナシ(小梨)も、河童橋の近くや小梨平キャンプ場では、地面が白くなるくらいに花びらが散り始めています。
上高地の他の場所ではまだ咲き始めたばかりのところもありますのですぐに全て散るわけではありませんが……とはいえ雨が降ると散りやすくなりますので、ぜひお天気の良いうちにご覧ください。
【上高地・6月の花たち】
ここまでは見頃後半の花たちを紹介しましたが、続いては今から見頃の花や植物たちです。
まずは上高地の初夏の風物詩、柳絮(りゅうじょ)!
白い綿毛に包まれたヤナギの種が、雪のようにふわふわと舞います。
何種類ものヤナギが入れ代わり立ち代わり綿毛を飛ばし、見頃は8月頃まで続きます。
続きましては桜です!
上高地では、6月からが桜の季節の本番です。
写真はミヤマザクラ(深山桜)。
ソメイヨシノほどの華やかさはありませんが、山の桜の可憐さをぜひ楽しんでください!
上高地ではこの他にも2種類の桜が咲き始めていて、6月下旬頃まで楽しめます。
こちらはレンゲツツジ(蓮華躑躅)。
日当たりの良い場所ではもう咲き始めていますが、こちらはつぼみの写真です。(つぼみが蓮華に似ていることから名付けられました)
お天気にもよりますが、おそらくあと一週間ほどで綺麗に咲きそろってくると思います。
5月から6月にかけては、上高地の花の種類が最も多い季節です。
数が多すぎてここでは紹介しきれませんが、現地で毎日実施のガイドウォークでは、実物をじっくりご覧いただけます!
皆様のご参加をお待ちしております!
【6月の上高地の風景&気温・服装情報】
6月は新緑の季節!
時折「新緑の見頃はいつまで?」と聞かれますが、梅雨の前半くらいまでは新緑と言えるのではないかと思います。
よく「ひと雨ごとに緑が濃くなる」などと言われます。梅雨の間にぐんぐん緑が伸び、梅雨明けの頃にはすっかり夏!というのが例年のパターンです。
梅雨というと6月のイメージが強いとは思いますが、実際には雨の本番は7月に入ってから。
美しい6月の上高地を、ぜひ存分にお楽しみください!
最近の気温は、朝が10℃前後、日中は15~20℃程度です。
晴れれば長袖シャツ+ウィンドブレーカー程度で大丈夫ですが、朝晩や雨の日はまだフリースがほしくなる寒さです。
調節のしやすい服装でお越しください。
靴は、前日・当日が雨でなければスニーカーで大丈夫です。雨の日には水たまりが増えますので、トレッキングシューズなどの防水の靴、または防水スプレーなどがあると安心です。
さくら
【次回「上高地オンラインガイドツアー」は6月19日開催!】
YouTube Liveにてどこからでも上高地を楽しめる「上高地オンラインガイドツアー」
次回開催は6月19日(日)、花と新緑を巡る大正池~河童橋コースです。
ご自宅で上高地気分を味わうのは勿論、上高地に来る前の予習としてご覧いただくのもおすすめです!
時間や視聴方法などの詳細は、こちらのお申込みページからご確認ください。
2021年の総集編は、こちらから全編無料配信中です!
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4 Comments
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もう、蓮華躑躅の時期なのですね。
まだまだ、続く見どころいっぱいな季節で楽しい頃。空気が澄んで水も綺麗、気温も作用して新緑や花の色付きも平地では見られないグラデーション。
訪れるたびに新しい発見をしています。
きじきび様
コメントありがとうございます。
季節の進みの早さは、毎日見ていても驚きます。
特にこの時期は次々に花が咲くので、季節の進みを一番実感する季節かもしれません。
さくら
初めて柳絮を目にしたのは7月半ばでしたが雪!?と思いました。宿泊先のホテルの方に、その正体を教えていただき、自然を感じて感動したことを、昨日のように思い出します。
マシュマロ様
コメントありがとうございます。
量が多い日は何事かと思いますよね。
上高地でも、知らずに見た方の中には「虫!?」と言って嫌がる方もおられ、その全てを訂正して回ることもできず……。
知っていれば楽しめるものなので、もう少し知名度が上がってほしいと思っています。
さくら