こんにちは、上高地ネイチャーガイドファイブセンスのじゅんです。

本日は、花薫る季節がやってきた上高地をお伝えします。

【上高地の花薫る季節】

上高地を散策すると何やら爽やかな香りのする季節が来ました。

花が薫る木としては、「コナシ（小梨）」が有名です。

小梨は、花が薫り、爽やかな上品な匂いがします。例えるならリンゴの皮の様な匂いがします。

小梨平は、昔コナシがリンゴ栽培の接ぎ木として植えられたのが由来です。

花を咲かせたコナシの姿はとても優美です。

上高地ビジターセンターの前にありますので、是非行ってみて下さい。

※コナシは「ズミ」「エゾノコリンゴ」の地方名です。

また、上高地では花を嗅ぐと良い薫りがする花や葉があります。

こちらは河童橋から梓川左岸側を3分ほど行った先に咲いています。

「オオカメノキ（別名：ムシカリ）」です。

薫りは、お香を焚いたような匂いがします。匂いにばらつきがあるのか、バニラのような匂いがすることもあります！

上高地では、晴れはもちろん雨の日も楽しめます。

この花は、「サンカヨウ（山荷葉）」です。

水滴に触れることで透明に透ける面白い花です。

匂いは、こちらも上品な香りですが、コナシと少し違い甘い匂いが特徴的です。

最後は、花ではなく葉っぱを擦ると薫る植物です。

「ラショウモンカズラ（羅生門葛）」です。

シソの仲間だけに、匂いはレモンハーブに似ていると感じます。

ですが、似ている植物には茎に毒のある棘を持った植物もいます。

紫色の花があるかどうかで見極めるとよいでしょう。

【ちょこっと珍しいものを紹介します。】

今も上高地では、まだまだニリンソウが賑わいを見せています。

ニリンソウは綺麗なだけでなく、面白さも兼ね備えております。

花びら見える白い部分は萼です。

この萼が個体によって枚数が違うのです。

こちらは珍しい10枚のニリンソウです。

【上高地ニリンソウ情報～梓川左岸コース明神館手前～】

明神館手前のニリンソウ花畑です。

晴れている日のニリンソウは輝いて見え、グッと見応えが増しますね。

6月の第一週頃まで見頃が続きます。

ニリンソウは夜間や雨の日には花を閉じますので、天気予報をチェックしてお越しください。

【上高地気温・服装情報～冷え込みはゆるやかになってきました～】

今朝の気温は7℃、日中は18℃。天気が良く暖かい為、気持ちの良い日です

晴れは、本日中続く予想であり、綺麗な星空も見えるかもしれません。

半袖シャツ+ウィンドブレーカー程度でちょうど良い気温ですが、冷えた時のためにフリースもあると安心です。

春の上高地は、日に日に花が増えていきます。

今の時期ならではの上高地の自然をお楽しみいただくガイドウォークを実施中！詳細はこちらからご覧ください。

じゅん

【次回「上高地オンラインガイドツアー」は5月29日開催！】

YouTube Liveにてどこからでも上高地を楽しめる「上高地オンラインガイドツアー」

次回開催は5月29日(日)、満開のニリンソウを楽しむ明神～徳沢のコースです。

時間や視聴方法などの詳細は、こちらのお申込みページからご確認ください。

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