上高地には意外と、食べられる植物たちがあります。
中部山岳国立公園という国立公園の中に入っている上高地ではたとえ食べられる植物や木の実、魚などがいても採って食べることはできません…
ですが、どの植物が食べられるのか覚えて違う場所で探す事はできます!
一番最初の写真は「ソバナ(岨菜)」というお花です。岨という字が山の崖が切り立ったようなところという意味で、菜が食べられる植物という意味です。
葉や茎をちぎるとタンポポのように白い液体が出てきますが、茹でると消えるそうです。
続いてこちらは「ユキザサ(雪笹)」という植物。
雪の結晶のような花と笹のような葉っぱをつけるのでユキザサといいます。春先の芽が出たての頃は葉っぱが食べられて、アスパラガスのような味がするそうです。
もう少ししたら実が赤く色づいて、その赤い実も食べることができます。
最後は「イタドリ(虎杖)」というお花。
痛み取りが名前の由来で、虎杖という字は中国から来た漢字をそのまま使ったものだそうです。イタドリとは読めないですよね…
このイタドリは高知県では人気の山菜らしいです!
今回ご紹介したものはどれも食べごろを過ぎ、お花の季節になってしまったものです。大体の植物の食べごろは生え始めの枝葉が柔らかい時期。時期が違うと見た目も違い、毒草などと間違えてしまうこともあるので注意が必要です。ぜひ上高地で実物を見て姿かたちを覚え、国立公園ではないところで探して食べてみてください!
食べて美味しい、見て楽しい植物たちでした!
今日の上高地の気温は朝8時頃で17℃、15時現在で27℃となっています。日差しはいつものように暑いですが、爽やかな涼しい風がふいています。
ぜひ熱中症対策を万全にして上高地にいらしてください。
つくし