※この記事では、トカゲやカエルなどの「爬虫類・両生類」に関する内容と写真が含まれます。苦手な方はご注意ください。
こんにちは!ネイチャーガイドファイブセンスの「まー」です。
上高地といえば、美しい川や山、鳥や哺乳類のイメージが強いかもしれませんが、
実はその足元には、ちょっとユニークで個性的な生きものたちもひっそりと暮らしています。
今回はそんな「爬虫類・両生類」の世界にちょっぴり踏み込んでみたいと思います!
苦手な方も多いジャンルかもしれませんが、上高地の自然の多様さを知るきっかけになれば嬉しいです。
ニホンカナヘビ(日本愛蛇)
実はトカゲの仲間ですが、蛇のように長い尻尾を持つことから「カナヘビ(愛蛇・金蛇)」という名前がついたそうです。
体の約2/3が尻尾という、とてもスレンダーな姿が特徴です。
ニホントカゲと間違いやすいですが、尻尾の長さがニホンカナヘビの方が長く、表面がザラザラしているようなマットな質感に見えます。
明神で撮影したニホンカナヘビ

全体で見ると尻尾がとても長いニホンカナヘビ
ニホントカゲ(日本蜥蜴)の幼体
こちらはまだ子供のニホントカゲ。大人と違って、黒い体に黄色の縦線模様が入っており、
尻尾が鮮やかなメタリックブルーでピカピカしているので目立ちます。
ニホンカナヘビと違って、表面がツルツルしていて光沢があります。

ニホントカゲの幼体
アズマヒキガエル(東蟇蛙)
東日本で多く見られることから「アズマ(東)」ヒキガエルと名前がついたそうで、別名「ガマガエル」とも言われます。
上高地にも暮らしている在来のカエルで、体はゴツゴツして色も控えめなので、落ち葉や石と見間違えてしまうことも。
昼間はじっとしていることが多いですが、夜になると虫などを探して動き出します。
見た目はちょっぴり怖いかもしれませんが、森のバランスを保つ大切な存在です。

雨の日に遊歩道で撮影したアズマヒキガエル
以上、上高地で見られる爬虫類・両生類の紹介でした。
小さな体で森の中をひっそりと生きる生き物たち。それぞれが自然の中でしっかりと役割を持って生きています。
遊歩道を歩くとき、ふと足元に目を向けてみると、思わぬ出会いがあるかもしれません。
ファイブセンスでは、現地ガイドツアー「上高地ゆったりウォーク」を毎日実施しています。
季節ごとのみどころをプロのガイドがご紹介するガイドウォークです。
こちらもぜひご参加ください!
皆様のお越しを、ガイド一同心よりお待ちしております!
【上高地の気温・服装情報〜熱中症にご注意を〜】
7月15日の気温は、朝が18℃、昼が19℃。
昨晩から雨が降り続けており、遊歩道には水たまりがたくさんできています。
散策される方は、防水の靴とレインウェアの着用がおすすめです。
まー
【上高地オンラインガイドツアー8月3日開催!】
ご自宅などどこからでも上高地のガイドを楽しめる「上高地オンラインガイドツアー」。
次回開催は8月3日、テーマは「夏の朝もや[大正池エリア]」です!
●実施日時
8月3日(日) 15:00-16:15
※イベント内で流す上高地散策映像は、配信日の1週間~10日前に撮影したものです。
※散策動画は50分程度、質疑応答の時間を含めイベント時間は1時間15分程度を予定しています。
※ライブ配信時刻にご都合のつかない方も、実施後7日間のアーカイブ(録画)配信を視聴できます。
●内容
上高地を実際に散策した映像を見ながら、ガイドの解説(風景、自然、歴史など)をお聞きいただけます。
YouTubeのチャットより、ガイドにその場で直接質問なども可能です。
※ガイドからの回答はチャットではなく音声での回答となります。
※チャット機能を使用するためには、YouTubeのアカウント登録が必要です。
●視聴方法
・事前申し込み等は不要です。配信期間中にNATUREGUIDE FIVESENSE公式YouTubeチャンネルよりご覧ください。
視聴リンクは[こちら]です。
※ライブ配信は上記の配信日15:00-16:15、アーカイブ配信は配信から7日間ご覧いただけます。
※アーカイブ視聴中には、チャット経由のガイドへの質問はできません。
・ご参加には、パソコン又はスマートフォンなどの動画を視聴できる端末と、インターネット環境が必要です。
スマートフォンよりご参加の方は、事前にYouTubeアプリのインストールをしておいていただくと、当日のご参加がスムーズです。
・配信を視聴するための通信費は参加者様ご自身のご負担となります。
NATUREGUIDE FIVESENSEのメンバーシップチャンネルでは、2025年上高地オンラインガイドツアーのアーカイブ無期限視聴が可能なほか、2021年から実施した全ての上高地オンラインガイドツアー動画をご覧いただけます。