雨の季節にだけ見られる特別な花たち｜上高地・6月の森の魅力

こんにちは。
ネイチャーガイドファイブセンスの「なつ」です。

6月10日に上高地を含む関東甲信地方が梅雨入りし、雨の日が増えてきました。
森の中はしっとりとした空気が漂っていますが、そんな湿気の多い時期だからこそ見られる植物も見頃を迎えてきました。
今回は、6月の上高地を楽しむならぜひ見つけていただきたい花たちをご紹介します！

6月・梅雨の上高地を彩る花々

笹薮を彩る野生のラン・ショウキラン（鐘馗蘭）

森の中を歩いていると、笹薮の中にふと鮮やかな淡紅色の花が目につきます。
ショウキランは「菌従属栄養性植物」の仲間で、光合成はせず地中の根に共生する菌類から栄養を得て生きています。
そのため、緑色の部分がなく、周りの植物と比べると少し変わった形をしています。

妖しげな美しさ・ギンリョウソウ（銀竜草）

ショウキランと同じく笹薮の中に、小さな白い花を咲かせます。
その透けるような白さと、姿がきのこのように見えたことから、「ユウレイタケ」という別名でも呼ばれています。
「ギンリョウソウ」という名前も、その見た目に由来があり、花の部分が龍の頭に見えたことからついたそうです。

湿原で咲き誇る朱色の花・レンゲツツジ（蓮華躑躅）

大正池方面の田代湿原や、明神方面の岳沢湿原で大きな朱色の花を咲かせています。
「オニツツジ」の別名もあり、日本のツツジ類で一番大きなお花がつきます。
同じ湿原でも、オレンジ色っぽいものやピンク色っぽいものなど様々な色味のものが楽しめます。

ファイブセンスでは、現地ガイドツアー「上高地ゆったりウォーク」を毎日実施しています。
季節ごとのみどころをプロのガイドがご紹介するガイドウォークです。
こちらもぜひご参加ください！

皆様のお越しを、ガイド一同心よりお待ちしております！

【上高地の気温・服装情報〜紫外線・熱中症対策をご用意ください〜】

6月17日の気温は、朝が17℃、昼が23.5℃。
本日は梅雨の晴れ間となり、久しぶりに晴れ渡る青空を見ることができました。
日差しがかなり強く、汗ばむ一日となりそうです。
紫外線対策に防止やサングラス、熱中症対策に冷却グッズや塩分タブレットなどをお持ちいただくのがおすすめです。

なつ

【上高地オンラインガイドツアー7月13日開催！】

ご自宅などどこからでも上高地のガイドを楽しめる「上高地オンラインガイドツアー」。
次回開催は7月13日、テーマは「水と緑の季節[明神エリア]」です！

●実施日時

7月13日(日)　15:00-16:15

※イベント内で流す上高地散策映像は、配信日の1週間～10日前に撮影したものです。
※散策動画は50分程度、質疑応答の時間を含めイベント時間は1時間15分程度を予定しています。
※ライブ配信時刻にご都合のつかない方も、実施後7日間のアーカイブ（録画）配信を視聴できます。

●内容

NATUREGUIDE FIVESENSEのメンバーシップチャンネルでは、2025年上高地オンラインガイドツアーのアーカイブ無期限視聴が可能なほか、2021年から実施した全ての上高地オンラインガイドツアー動画をご覧いただけます。