こんにちは!ネイチャーガイドファイブセンスの「フータ」です。
7月に入り、上高地は本格的に梅雨のシーズン。
雨の日が非常に多くなってきましたが、雲の切れ間から差し込む日差しの強さや、晴れた時の蒸し暑さからは、季節が確かに夏へと向かっていることを感じます。
今回は7月を迎えた上高地から、小梨平で見つけることができるお花たちをご紹介します!
【小梨平を彩るお花たち】
カラマツソウ(唐松草)
6月下旬から7月にかけて上高地を彩る初夏のお花の代表格です!
放射状に付いた花びらがカラマツの葉っぱに似ていることからその名がつけられました。
カラマツソウの葉は水を弾くため、可愛らしい水滴が葉の上に乗っていることがあります。
特に雨の日は水滴が見られるチャンス!ぜひカラマツソウの葉っぱを探してみてください。
ヤマオダマキ(山苧環)
オダマキ(苧環)とは紡いだ糸を巻く道具のこと。お花の形が似ていることから名付けられたそうです。
内側が黄色、外側が紫色のお花が特徴的ですが、お花が全て黄色い近縁種も上高地で咲いています。
キバナノヤマオダマキ(黄花の山苧環)
ヤマオダマキの黄花品。形はそっくりですが、全体的に白みがかった黄色いお花が特徴です。
ヤチトリカブト(谷地鳥兜)
日本三大毒草のうちの1つ、トリカブトの一種で、上高地で最初に発見されました。
花びらに見える部分はじつは萼(がく)。青紫色が非常に鮮やかで美しいですね。
今回ご紹介したお花以外にも、夏を彩るお花たちが次第に数を増やしつつあります。
上高地にお越しの際は、ぜひ道端に咲くお花たちをお楽しみください!
ネイチャーガイドファイブセンスでは、その季節ならではの上高地の魅力をご案内する、現地ガイドウォーク「上高地ゆったりウォーク」を毎日実施中です!
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【上高地の気温・服装情報~雨対策を万全に~】
7月2日の上高地は、昨日とはうってかわった晴天!
昨日の雨の影響で梓川の水にはまだ濁りが残っていますが、水かさはずいぶん引きました。
朝の気温は15℃で、日陰ではやや肌寒く感じます。
梅雨に入ったこともあり、上高地ではしばらく雨が降る日が多くなりますので、レインウェアや傘、防水加工のある靴等を用意して頂けると安心です。
フータ
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2 Comments
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谷地トリカブトとのことですが、河童橋のすぐ上流のところならヤマトリカブトだったような・・・
中村様
ブログをご覧いただき、またご指摘をいただきありがとうございます。
確認したところ、河童橋のすぐ上流にあるものはヤチトリカブトでした。
見分け方は以下の通りです。
・ヤマトリカブト…花柄に屈曲した毛がある
・ヤチトリカブト…花柄にまっすぐな毛がある
また、上高地でよく見られるトリカブトの仲間としては、花柄が無毛の「サンヨウブシ」もあります。
(ヤチトリカブトに比べると花期がやや遅いです)
引き続き、当ブログをご愛顧いただけますと幸いです。
ありがとうございました。