こんにちは。ネイチャーガイドファイブセンスの「なつ」です。
前回は、上高地で見ることができる生き物の中から、小鳥の群れについてご紹介しました。
(詳しくはこちら→「【上高地の生き物たち】小鳥の群れ」)
今回は、同じく鳥たちから、上高地の「留鳥」についてご紹介します。
【いつでも見られるチャンスがある「留鳥」たち】
鳥は、「渡り」をする仲間としない仲間で分類することができます。
「留鳥」とは、そのうちの渡りをしない鳥の仲間のことを指します。
留鳥たちは、一年中同じ地域に生息し、繁殖もその地域で行います。
そのため、バードウォッチングをするときには、比較的どの季節でも見られる可能性が高いです!
【上高地の留鳥】
セグロセキレイは水辺で見かける鳥です。
ただし、水にはあまり入らず、河原を歩いて餌となる虫を探しています。
樹皮と同化して見えますが、真ん中やや下のスズメのような背中がキバシリの特徴。
名前の通り、木の幹をぐるぐるとらせん状に歩いて登り、樹皮の隙間などにいる虫を探しています。
こちらも水辺で見かけることが多い鳥です。
カワガラスは川が深いところで水中にもぐって餌を探すので、川の中に立っていたと思ったら突然ぱっと姿を消したように見えるときがあります。
カラスという名前がついていますが、カラスよりも小柄でしっぽが上向きなのがチャームポイントです。
こちらはキツツキの仲間のアカゲラ。「キョッキョッ」という鳴き声が特徴的です。
木をくちばしで叩いて音を聞き、餌となる虫がいるか探します。虫を探しているときは比較的低い、人間の目線の高さくらいの位置にいることがあります。
よく似た種類で少し大きい「オオアカゲラ」という種類もいますが、アカゲラは後頭部、オオアカゲラは頭頂部が赤いという違いがあります。
ちなみに、前回ご紹介したコガラやゴジュウカラ、コゲラも上高地では留鳥に分類されます。
上高地では他にも、渡りをする仲間を含めて全部で120種ほどの鳥たちを見ることができます。
季節によって見られる鳥の種類や見やすさは異なりますが、まずはこの留鳥たちを探してみてはいかがでしょうか。
ガイドウォークでは、河童橋周辺でバードウォッチングが楽しめる早朝コースも実施しています!
皆様のご参加をお待ちしております。
【上高地の気温・服装情報~朝晩はかなり涼しくなってきました~】
本日の上高地は朝が17℃、日中が23℃。
朝晩は実際の気温より肌寒く感じるようになってきました。
日中は日が差すとまだまだ汗ばむくらいなので長袖のTシャツ1枚、朝晩はその上にウインドブレーカーなどを羽織っていただくのがおすすめです。
【上高地オンラインガイドツアー、次回は9月10日「実りの秋」】
どこからでも上高地を楽しめる配信イベント「上高地オンラインガイドツアー」。
次回開催は9月10日です!
テーマは「実りの秋」。秋の上高地の風景を、オンラインでじっくりお楽しみいただきます。
申込方法や視聴方法など、詳細はこちらからご覧ください。
2022年の総集編は全編無料配信中です。
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皆様のご視聴をお待ちしております!
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