1月16日(日)は、講習会「Discover Kamikochi~上高地を学ぶ~」の開催日です!

次回テーマは「上高地の鳥と動物」。

午前(10:30~12:30)はバードウォッチングの基礎と上高地の代表的な鳥・動物をご紹介するビギナー講習、午後(14:00~15:30)はさらに詳しく鳥についてお話しするほか、近年の上高地の動物たちの動向などもお伝えするステップアップ講習です。

長野県松本市での対面講習と、同時中継のオンライン講習を実施します。

お申し込みや視聴方法などの詳細は、このブログの下部のリンクよりご確認いただけます。

皆様のご参加をお待ちしております!

 

さて、今回の上高地コラムでは、ステップアップ講習より先取りで一部をご紹介します。

テーマは「上高地のキツツキ」。

 

そもそも「キツツキ」というのは一種の鳥の名前ではなく、キツツキ目キツツキ科に属する鳥の総称です。

名前の最後に「~ゲラ」とつくのが一般的ですね(ケラはキツツキの古名)。

 

木の幹にしがみつける強くて器用な脚、体を支えるための強いしっぽを持っていて、名前の通り木をつつくのでくちばしは太めです。

木を叩くのにも色々な目的があり、虫を食べるために枯れ木に穴をあけているところはよく見るのですが……一番小さいスズメサイズのキツツキでも、結構すごい音がします。

 

上高地で通常みられるキツツキは4種。

 

上高地のコゲラ

まずは、日本で一番小さいキツツキであるコゲラ(小啄木鳥)。

スズメほどの大きさですが、立派にキツツキの格好と動きをしています。

他の鳥のれに混ざっていることも多く、上高地では見つけやすい鳥のひとつです。

 

上高地のアカゲラ

続いてはアカゲラ(赤啄木鳥)。

キツツキの代表格です。大きさはヒヨドリより少し小さいくらい。おなかと後頭部に赤い色が入っていますが、実際に見ると翼の白黒模様の方が目を引きます。

 

上高地のオオアカゲラ

こちらはオオアカゲラ(大赤啄木鳥)。

大きさは、図鑑によればアカゲラが24㎝、オオアカゲラは28㎝。ただ、野外で見かけて大きさだけで見分けがつくかというと、迷うことの方が多いです。

翼の白い模様に大きい部分(逆ㇵの字と呼ばれます)が目立つのがアカゲラ、それほど大きくなく目立たないのがオオアカゲラです。

写真に撮るなどしてじっくり見られるようであれば、頭の模様でも見分けがつきます。

 

アオゲラ

そして最後はアオゲラ(青啄木鳥)。

これは上記3種に比べると上高地ではかなり珍しいので、出会えたらラッキーです!

(実は私も上高地で写真撮影に成功したことはなく、長野県内の別の場所で撮った写真です)

オオアカゲラと同じくらいの大きさで、飛ぶ姿はなかなか迫力があります。

 

キツツキに限ったことではないですが、葉っぱが生い茂ると姿が見えにくくなりますので、探すのであれば5月中旬頃までがおすすめです。

それを過ぎても、初夏から夏にかけては、求愛となわばり宣言で木を叩く「ドラミング」を聞くこともできます。

 

見つける難易度がそれほど高くない割に、見つけると嬉しいキツツキの仲間。シーズンが始まったらぜひバードウォッチングにチャレンジしてみてください。

詳しい生態や特徴、その他の鳥の紹介は講習本編にて。こちらもご参加御をお待ちしております!

 

さくら

 

★Discover Kamikochi~上高地を学ぶ~

ガイドとじっくり自然を学ぶ、座学の講習会。松本市での対面講習とオンライン講習を同時開催します!

12/12「上高地の花」、1/16「上高地の鳥と動物」、1/30「上高地の樹木」、2/6「上高地の歴史」、2/20「上高地の歩き方」の全5回。

時間や料金、参加方法など詳しくは[こちらのページ]をご覧ください。

上高地を学ぶ講習会対面講習

上高地を学ぶ講習会オンライン

 

昨年実施分の冒頭30分無料動画も公開中!

 

 

★上高地オンラインガイドツアー【冬期】

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配信は2月13日。2週間のアーカイブ配信も視聴可能です。

詳しくは[こちらのページ]をご覧ください。

 

 

11月7日実施分の冒頭10分間を無料公開していますので、こちらもご覧ください!

 

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