上高地の開山まで、あと一か月となりました!
今年の交通機関開通は4月17日。皆さまもそろそろご旅行の計画を立てる頃合いでしょうか?
今回は、早春の上高地にいらっしゃる皆様に向けて、開山直後の上高地の様子をお届けします。ご準備の参考にしてみてくださいね。
1.気温は? 雪解けは?
4月下旬の気温は、日中で10℃前後、朝晩は氷点下2~3℃まで下がることもあります。
一方で日差しはどんどん強くなってくる時期で、ゴールデンウィークに入れば、日向では帽子がないとつらいことも。
衣服は寒暖の差に対応しやすいようにご準備ください。(時期ごとの服装例はこちらのページをご覧ください)
遊歩道の雪は、七割方は融けてきます。
田代橋~河童橋間の遊歩道はまず問題なく歩けますが、大正池~田代橋間、河童橋~明神右岸(明神池側の岸)の遊歩道などは雪解けの程度によって通行止めの場合があります。
河童橋~明神左岸(バスターミナル側の岸)は除雪されていますが、日陰などでは雪が残っていることもあります。
こちらは2017年4月24日、通行止め中の河童橋~明神右岸遊歩道の様子です。
木道がある場所は特に「雪かと思ったら下が空洞で落ちる」という危険があるため、道がはっきりわかるようになるまでは通行止めが解除されません。
また、暖かさや雨で雪解けが進むと遊歩道は水浸しになりますので、スノーブーツなどよりは、長靴や防水のトレッキングシューズなどが歩きやすいでしょう。
遊歩道の状況はブログ「本日の上高地」で随時発信していきます。
2.この時期の見どころは?
まずは何といっても、雪化粧の穂高連峰です。
最近は秋の冠雪が遅くなってきているので、白い山を見るのであれば春先の方が確実です。
木々の芽吹き前なので、景色の見通しも良い時期です。
見通しが良いということは、鳥を探すのにも良いということ。
写真はオオアカゲラです。見つけると嬉しいこんな鳥も、意外と近くで見られるのが春先です。
植物は活動を始めたばかりで、4月下旬はちょうどフキノトウが顔を出すシーズン(採集は禁止ですが!)。
花はまだまだ少ないですが、地面に目を凝らして咲き始めの一輪目を探してみるのも楽しいかもしれません。
3.お店のオープンは?
バスは4月17日から動きます(松本方面からの時刻表はこちら)が、上高地内のホテルや売店等はここから順次開いていきます。
各施設のオープンはそれぞれのホームページ等をご覧ください。
系列の五千尺では
・五千尺ホテル上高地の宿泊・レストラン・喫茶は4月20日営業開始、
・おみやげ販売・食堂は4月17日営業開始、
・ザ・パークロッジ上高地(旧五千尺ロッヂ)は4月17日営業開始です。
ガイドは4月17日から営業しますが、遊歩道の状況によって一部コースの変更等がある可能性があります。
ご利用を予定している施設がある場合にはお問い合わせをいただくと確実です。
開山祭は例年通り4月27日。この日にはほとんどの施設がオープンしています。
早春の上高地を、ぜひ楽しみにお越しください。
さくら