近年上高地では、ニホンザルの人馴れが進んでいます。
五千尺ホテルの入口にも、サルの親子が来ていました。
どうやら玄関に敷かれた石に含まれる、ミネラル(ナトリウムや塩素など)を舐めに来たようです。
上高地には、4つの群れに200頭程のサルが暮らしています。
沢山のサルがいるので、散策中に気づいたら、サルの群れの中に入っていたなんてこともしょっちゅうです。
上の写真のように、遊歩道を堂々と歩いています。
あまりに近いので、襲われることはないのか?とよくお客様に質問されます。
サルとすれ違う時は、サルと目線を合わせなければ、襲われることはありません。
サルをじっと見つめると、サルが、人間に威嚇されていると思い、威嚇してきてしまいます。
こんなに近くでサルを見られるようになったのは、人間は怖くない存在だと学習してしまったからなのです。
このままサルの人馴れが進むと、人の食べ物を奪うようになり、人の食べ物に依存するようになるかもしれません。
そこで人間とサルの生活距離を離すため、上高地では、サルの追い払い活動が行われています。
散策中にこんな格好をした人がいたら、サルを追い払っている最中です。
よりサルの人馴れが進まないよう、サルのためにも、我々自身のためにも、
サルに餌を与えることのないようお願いします。
今日の朝の気温は16℃、13時頃には26℃となりました。
まだまだ暑い日が続きますが、こまめに水分補給をしながら乗り切って行きましょう。
うめ