こんにちは。ネイチャーガイドFIVESENSEの「さくら」です。
上高地の2026シーズンスタートまで、いよいよ一ヶ月を切りました。
今回は、上高地へ旅行計画をされる方向けに、どこで泊まったら良いの?というご質問に答えます。
上高地の地形とエリア概要
上高地は、周囲を高い山に囲まれ、「梓川」という川に沿って開けた平地です。
そのため、人が立ち入れるエリア(遊歩道、観光名所、営業施設など)は、基本的に梓川に沿って線状に位置しています。

施設のある(宿泊できる)地区は、地図左下方向、梓川の下流(松本市・高山市方面)から順に、大正池エリア-田代橋エリア-上高地バスターミナル/河童橋エリア-明神エリア-徳沢エリア-横尾エリアと続き、そこから上は登山の装備や届け出が必要な場所です。
このうち、バスやタクシーで行くことができるのは上高地バスターミナルまで。それより上流は徒歩でしか移動出来ないエリアですので、十分な時間をみてご計画ください。
散策・写真撮影におすすめ!|大正池エリア

上高地の玄関口、絶景スポットとしても有名な大正池。
付近には田代湿原や田代橋などの名所も多く、散策や写真撮影にぴったりなエリアです。
大正池エリアのアクセス:
- 「大正池」バス停下車すぐ
- 河童橋までバス約10分、または徒歩約1時間
- 明神池までバス約10分+徒歩約1時間、または徒歩約2時間
大正池エリアの宿泊施設:
こんな方におすすめ!:
●朝夜の大正池を楽しみたい方
昼間の景色が美しいのは勿論ですが、晴れた夜の星空や夏の朝もやなど、それぞれの時間帯による美しさがあるのも大正池の魅力です。
特に夜の大正池は、大正池ホテルさんに宿泊された方だけの特権。月明りや風のない晴れた夜には、水面に映る星空を楽しめることもあります。
●大正池~河童橋の絶景エリアを楽しみたい方
大正池~河童橋の遊歩道は、見晴らしがよく、穂高連峰や梓川、湿原などの絶景が楽しめる、上高地を代表する散策エリアです。
お店が多い田代橋エリアや河童橋エリアに向けてのんびり歩くのもおすすめです。
静かな場所で宿と温泉をゆっくりと…|田代橋エリア

言わずと知れた憧れの宿・上高地帝国ホテルや、天然温泉を楽しめる上高地温泉ホテル・上高地ルミエスタホテルなど、特色のある宿泊施設が集まっているエリア。
田代橋エリアのアクセス:
- 「帝国ホテル前」バス停下車すぐ~徒歩約10分
- 大正池までバス約5分、または徒歩約40分
- 河童橋までバス約5分、または徒歩約20分
- 明神池までバス約5分+徒歩約1時間、または徒歩約1.5時間
田代橋エリアの宿泊施設:
こんな方におすすめ!:
●憧れの宿/温泉のある宿に泊まりたい!
このエリアのメインは、3軒の宿泊施設。
上高地帝国ホテルはもちろんのこと、上高地唯一の温泉がある上高地温泉ホテル・上高地ルミエスタホテルの2軒も、ぜひこの宿に泊まりたい!と選ぶ方が多い施設です。
●大正池と河童橋を回りたいけど静けさを求める。中間地点
田代橋エリアは、上高地玄関口である絶景スポット・大正池と、中心地である河童橋エリアのほぼ中間地点に位置します。
両方に足をのばし、かつ、宿泊場所はそれほど人が多くない場所でゆっくりしたい…そんな方におすすめのエリアです。
上高地の中心地|上高地バスターミナル・河童橋エリア

上高地のバスの終着点である上高地バスターミナル、そして上高地の中心地である絶景スポット・河童橋。滞在場所に迷ったらまずはここからご検討ください。
上高地バスターミナル/河童橋エリアのアクセス:
- 「上高地バスターミナル」下車すぐ、河童橋までは徒歩約5分
- 大正池までバス約10分、または徒歩約1時間
- 明神池まで徒歩約1時間(片道)
上高地バスターミナル/河童橋エリアの宿泊施設:
五千尺ホテル上高地
THE PARKLODGE上高地
上高地ホテル白樺荘
上高地西糸屋山荘
上高地アルペンホテル
小梨平キャンプ場
こんな方におすすめ!:
●上高地の代表的な絶景をゆっくり楽しみたい方
上高地の代表的な風景といえば、何といってもこのエリア。
このエリアで滞在することで、時間とともに移り変わる河童橋・穂高連峰・梓川の絶景をゆっくりと楽しむことができます。
●上高地をまんべんなく散策したい方
上高地観光の散策路として多くの方が歩かれるのが、「大正池-河童橋」と「河童橋-明神池」。
河童橋エリアはこの中心に位置するため、ふたつの散策路のどちらにもアクセスがよく、上高地内での散策計画を立てやすくなります。
●お店の多いエリアで便利に滞在したい方
宿泊施設が多数集まっていることでもわかる通り、上高地で最も賑わう中心地です。
上高地の宿泊施設は食堂や喫茶店、お土産屋さんを併設していることが多いので、色々な施設に立ち寄りながら上高地の滞在をお楽しみいただけます。
上高地から帰るためのバスの始発バス停があり、バスに乗車しやすいのも便利ポイントのひとつです。
上高地の自然と歴史を味わう|明神エリア

神秘的な雰囲気をたたえた、歴史ある「明神池」を中心とするエリア。アクセスに時間はかかりますが、その風景と雰囲気からファンの多いエリアです。
明神エリアのアクセス:
- 「上高地バスターミナル」から徒歩約1時間(片道)
- 河童橋まで徒歩約1時間(片道)
- 大正池まで徒歩約1時間+バス約10分、または徒歩約2時間
明神エリアの宿泊施設:
こんな方におすすめ!:
●静かな上高地、朝の明神池
このエリアの特徴は、バス停から1時間歩かなければたどり着けない場所であるということ。
それゆえの朝夕の静けさや、朝6時に開く明神池を一番乗りで楽しめることなどは、この場所での宿泊の特権です。
●さらに奥地への中継点として
明神エリアから1時間奥の徳沢エリア、そしてさらにその奥の山岳エリアは、憧れる方も多い場所です。
一日でそこまで一気に歩くのは難しいという方には、明神地区での滞在がおすすめです。
花の絨毯が広がる北アルプスの玄関口|徳沢エリア

5月中下旬のニリンソウの群生が有名なエリアですが、それ以外の季節でも、奥上高地の雰囲気を楽しみたい方、キャンプをされる方や、山へ行く方などで賑わう人気スポットです。
バス停から片道徒歩2時間が必要ですので、計画の際は時間にご注意ください。
徳沢エリアのアクセス:
- 「上高地バスターミナル」から徒歩約2時間(片道)
- 河童橋まで徒歩約2時間(片道)
- 大正池まで徒歩約2時間+バス約10分、または徒歩約3時間
徳沢エリアの宿泊施設:
こんな方におすすめ!:
●ゆっくり無理なく徳沢へ行きたい!
ニリンソウなど季節の魅力や、上高地の歴史を感じられるこのエリアは、「一度は徳沢まで歩きたい!」と憧れる方が多いエリアです。
ただし、上高地バスターミナルから片道7km徒歩約2時間、往復で14km徒歩約4時間という距離は、日帰りではなかなか慌ただしいもの。
徳沢エリアで一泊する予定を立てれば、安心してゆっくりと滞在を楽しめます。
●山へ向かう方
上高地から登山に向かう方の滞在が多いのもこのエリアの特徴。
上高地バスターミナルでバスを降りてから、色々な山への登山口が集中する横尾エリアまでは徒歩3時間程度かかりますが、徳沢エリアや横尾エリアで滞在することで、翌朝早くに登山開始が可能です。
今回の記事ではエリア別紹介に入れていませんが、徳沢地区からさらに徒歩1時間奥、横尾エリアもまた、山へ向かう方の定番滞在エリアです。
各エリアで立ち寄り利用・日帰り滞在・上高地ガイドウォークも!
今回宿泊候補として紹介した各エリアは、日帰りの方、他エリアで宿泊される方の立ち寄り利用場所としても楽しめる場所です。
エリア間の移動に時間が必要な上高地ではありますが、それぞれのエリアのアクセスと位置関係をチェックしていただき、上高地滞在をお楽しみください。
また、上高地の現地ガイド「上高地ゆったりウォーク」のご参加もお待ちしております!
シーズン中(4月17日~11月15日)に毎日実施で、上高地の代表的なエリアを上高地のプロと一緒に歩きます。
普段歩き慣れていない方やお子様にも安心のゆったりペースで、上高地の風景、名所、動植物、歴史などを解説します。
2026年の上高地は、4月17日(金)が交通機関開通(バス・タクシー等の運行開始日。一般のお客様が上高地に入れるようになる)、4月27日(月)が上高地開山祭(上高地の本格オープン。この頃にはホテル・飲食店など、ほとんどの施設の営業が始まっている)です。
今年も皆様の上高地へのお越しをお待ちしております!
さくら
※上高地は冬期休業中です!
2026年4月までの約5か月間、上高地は冬季閉鎖となり、ホテル・レストラン・バス等の営業もありません。
冬の上高地へお越しの場合は、雪崩や地吹雪の危険がある中での冬山登山となります。
冬山登山でのお越しをご検討の方は、必ず[上高地冬期入山ルール]をご確認ください。
なお上高地の冬期休業中も、こちらのブログ、およびSNS(x(旧twitter), instagram, TikTok, YouTube)の更新は継続いたします。
リアルタイム情報の発信は月に一回程度となりますが、それ以外にもシーズン中の見どころや美しい風景などをご紹介していきますので、冬の間もぜひご覧ください。
また、冬期休業中のお電話および問い合わせフォームへの対応は、土日祝日をお休みとさせていただきます。
何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。



