2025年3月4日午前9時20分、焼岳の噴火警戒レベル「レベル2・火口周辺規制」への引き上げが気象庁より発表されました。
詳細・速報等は[気象庁:焼岳の活動状況]をご覧ください。
【噴火警戒レベルとは】
噴火警戒レベルとは、全国49の火山について気象庁が発表している指標で、1から5のレベルに応じた警戒範囲と防災対応が定められています。
それぞれの基準・対応は地域によって異なり、焼岳のレベルごとの状況・対応については[気象庁:焼岳の噴火警戒レベル]で確認できます。
焼岳では2007年の警報レベル設定以来、レベル1の「活火山であることに留意」の状態が続いていましたが、2022年5月24日から7月12日までの期間、レベル2の「火口周辺規制」に引き上げられていました。
以降、再びレベル1が続いており、今回が2度目のレベル2への引き上げとなります。
レベル2では想定火口の周囲およそ1kmの範囲が立ち入り規制区域となります。
【警戒レベル引き上げによる上高地への影響】
焼岳は、上高地の河童橋から約5km南西側に位置します。
噴火警戒レベル2では焼岳の想定火口の周囲1kmが規制範囲となりますが、上高地の一般のお客様が観光で訪れるエリアはこの範囲には含まれないため、上高地の観光への直接の影響はありません。
ただし、焼岳への登山道は規制範囲に入りますので、上高地その他の入山口から焼岳への登山はできなくなります。
※規制範囲の地図は前述の[気象庁:焼岳の噴火警戒レベル]でご覧いただけます。
なお、ひとつ上の噴火警戒レベル3への引き上げがあった場合には想定火口の周囲2kmが規制範囲となり、大正池など上高地の一部地域、アクセス路などに規制がかかる可能性があります。
【上高地は冬期閉鎖中】
上高地は11月16日から4月16日まで冬期閉鎖中で、現在は一般のお客様の立ち入りができません。
噴火警戒レベルの引き上げによる上高地の立ち入り規制はありませんが、現在、一般の方向けの交通機関・宿泊飲食等の施設の営業、遊歩道の除雪等は行われていません。
また、3月は気温が上がり雪崩が頻発する時期でもあります。
この時期の上高地への立ち入りはおすすめしませんが、冬山登山などで入山をお考えの方は、必ず[上高地冬期入山ルール]をご確認ください。
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※上高地は冬期休業中です!
2025年4月までの約5か月間、上高地は冬季閉鎖となり、ホテル・レストラン・バス等の営業もありません。
冬の上高地へお越しの場合は、雪崩や地吹雪の危険がある中での冬山登山となります。
冬山登山でのお越しをご検討の方は、必ず[上高地冬期入山ルール]をご確認ください。
なお上高地の冬期休業中も、こちらのブログ、およびSNS(x(旧twitter), instagram, YouTube)の更新は継続いたします。
リアルタイム情報の発信は月に一回程度となりますが、それ以外にもシーズン中の見どころや美しい風景などをご紹介していきますので、冬の間もぜひご覧ください。
また、冬期休業中のお電話および問い合わせフォームへの対応は、土日祝日をお休みとさせていただきます。
何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
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