こんにちは。
ネイチャーガイドファイブセンスの「なつ」です。
以前、上高地で自然を楽しむおすすめのアクティビティとしてバードウォッチングをご紹介しました。
→【自然を楽しむおすすめアクティビティ】上高地でバードウォッチング!
今回は鳥の「声」に注目した、上高地の楽しみ方をご紹介します。
【日本三鳴鳥の声を探そう】
タイトルにもありますが、日本に生息する鳥の中で、特に鳴き声が美しいと言われる3種類の鳥を「日本三鳴鳥(にほんさんめいちょう)」と呼びます。
実は上高地ではこの3種類すべての声を聞くことができます!
まず前提として、鳥の鳴き声は大きく分けて「さえずり」「地鳴き」「警戒音」の3種類がありますが、美しいと言われるのは「さえずり」がほとんどです。
さえずりは鳥たちの恋の季節に、雄がなわばりの主張や雌へのアピールのために発する声です。
上高地の鳥たちの多くは4月中旬~8月初め頃を繁殖シーズンとしているので、大体その頃であれば、美しいさえずりを聞くことができます。
ここからは、日本三鳴鳥たちの特徴や声が聞こえるおすすめの場所をご紹介します。
【コマドリ(駒鳥)】
コマドリの名前の由来は、その鳴き声が馬のいななきに聞こえる(駒=馬のことを指す)ことからきているそう。
「ヒンカラララ」と表わされるその鳴き声は、実際に一度聞いたら比較的覚えやすい特徴のある声です。
また、コマドリは写真のように笹薮から少し飛び出た枝の先などでさえずります。
スズメほどの小さな体からは想像もつかない大きな声で上を向いて鳴くために、声が上から降ってくるように感じますが、実際は目線ほどの高さにいることが多いです。
【ウグイス(鶯)】
ほとんどの人が一度は耳にしたことがある、「ホーホケキョ」という鳴き声をもつウグイス。
くすんだ緑色を「うぐいす色」と呼んだりもしますが、実際にウグイスを見てみると意外とグレーっぽい地味な見た目をしています。
実は、昔の人がウグイスとメジロという鳥を見間違え、そのまま色の名前になってしまったそうです。
ウグイスの雄は生まれてからお父さんに鳴き方を教えてもらい、後天的に覚えていく種類なので、春先には若い個体の「ホーホケッ」「ホーホケケキョ」とまだ練習途中のさえずりが聞こえてくることもあります。
笹薮近くの木の枝などで見つけることができます。
【オオルリ(大瑠璃)】
最後は青い羽が美しいオオルリ。
高い木のてっぺん付近で、「ピーリーリージジッ」と鳴きます。
2023シーズンは、小梨平キャンプ場のカラマツや、ルミエスタホテルさんの近くから声が聞こえました。
3種類とも姿を探すには少しハードルの高い鳥ですが、オオルリは高いところにいるため、特に姿を見るのが難しい鳥です。
私も実はまだはっきりと姿を見たことがないので、2024シーズンは是非写真に収めたいなと思っています。
ガイドウォークではバードウォッチングのポイントや、鳥の見分け方についてもご紹介します。
2024シーズンのご予約も受付開始しています。詳しくはこちらのバナーからご確認ください。
上高地で皆様にお会いできることをガイド一同心よりお待ちしております!
なつ
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いつも拝見しております。提案ですが、最近上高地のコマドリは世間に知れ渡り沢山のカメラマンが押し寄せています。
貴ブログに非常にポイントを絞った記事があり、これは避けた方が良いのでは?と感じています。[管理者による編集済]程度であれば
数キロの距離がありますが、”[管理者による編集済]”はやり過ぎです。鉄道カメラマン同様、野鳥カメラマンのトラブルも最近は頻発
しており貴ガイドのブログがそうしたトラブルを助長しかねない、と感じています。いかがでしょうか?
藤井様
コメントありがとうございます。またご指摘をいただきありがとうございました。
ご指摘いただいた通りトラブルにつながる可能性が否定できないため、場所についての記述は削除させていただきました。
また、誠に勝手ながらいただいたコメント内での場所に関する記述も編集させていただいております。
今後とも当ブログのご愛顧をよろしくお願いいたします。