上高地の交通機関開通までいよいよ一ヶ月を切りました。
というわけでここ数回のブログでは、間もなく訪れる上高地の春の魅力を特集しています。
今回のテーマは「バードウォッチング」。
木々がまだ芽吹いていない春は、見通しがよく、鳥が見やすい季節です。
今回はそんな中でも、春の上高地を代表する鳥のひとつで、見つけると嬉しくなる、こちらの鳥をご紹介します。
ルリビタキ(瑠璃鶲)です。
頭から背中にかけて綺麗な青色なのは、大人のオス。
メスや若いオスは全体的に茶色が多いですが、尾は青いです。
このルリビタキは、渡りの途中で上高地に立ち寄る鳥です。
冬はもっと標高の低い場所、夏は上高地より高い山の上へ移動してしまうため、上高地では春(4~5月)と秋(9~10月)しか見ることができません。
しかし、上高地にいる時期にはかなり頻繁に目にしますし、河童橋の付近など人目につきやすい場所にいますので、時期さえ押さえれば見つけるのは難しくない鳥です。
ちなみに、上高地で見られる青い鳥は他にもいて、例えば
オオルリ(大瑠璃)。
たいていは木のてっぺんなどの高い場所にいるので、ルリビタキに比べると見つけるのは難しめです。
美しい声でさえずり、日本三鳴鳥のひとつにも数えられます。
先日もご紹介した、ゴジュウカラ(五十雀)。
青というよりはグレーですが、光の加減によっては青みが強く見えることがあります。
今回ご紹介した鳥以外も、5月いっぱいくらいは見やすい状態が続きます。また6月は姿は見えにくくなるものの、恋の季節の本番ですのでさえずりがたくさん聞こえてきます。
ぜひ春の上高地でバードウォッチングをお楽しみください。
ガイドと歩くバードウォッチングの「早朝コース」も、開山中毎日開催です!(定員9名様)
こちらは3月17日の上高地の様子です。
雪解けの様子からすると、春の花は例年より少し早いかもしれません。
今年の交通機関の開通は4月17日。ガイド一同、皆様のお越しをお待ちしております。
さくら
●上高地の交通機関開通まであと29日●
大阪では桜の開花が発表されましたが上高地では桜の開花はいつ頃ですか?(桜の木はあるのかな)
コメントありがとうございます。
もうすっかり春ですね。上高地では野生のもので4種類の桜が咲きますが、一番早いものでも5月の連休明けです。ソメイヨシノのような派手さはないですが、それでも桜が咲くと春の訪れを感じて嬉しくなります。