今回のブログは、上高地の春の花特集です。
こんにちは。ネイチャーガイドファイブセンスのさくらです。
上高地2021シーズンのオープンが近づき、だんだん慌ただしくなってきました。
とはいえ、昨年はそもそもオープンができないという状況でしたから、こうして慌ただしく準備ができるというのは幸せなことだと思います。
さて、今回のブログは、上高地の早春の花特集です。
4月下旬~5月上旬頃の上高地で見かける花をご紹介していきます。
本日ご紹介するのは6種です。この中で何種、上高地で見かけたことがあるでしょうか?
まずはこちら、エゾヤナギ(蝦夷柳)。
ヤナギの種類は上高地にあるものだけで10種を超えますが、その中でもエゾヤナギは河童橋の周辺に多く、開花の時期も早いのでよく目立ちます。
雪が解けた瞬間に顔を出すのはこちら。山菜としてもお馴染みの「ふきのとう」です。
美味しそうですが、上高地は山菜採り禁止!
人間が採らない代わりに、時々サルにかじられているのを見かけます。
この写真ではまだ花が咲いていませんが、こちらも特徴的な芽吹きのハシリドコロ(走野老)。
芽吹いたばかりの葉が赤っぽいのはよくあることですが、ハシリドコロの色はかなり独特です。
ちなみにこちらは猛毒があります。
ちょっと彩りがでてきました。こちらの黄色はネコノメソウ(猫の目草)。
ひとつひとつは小さいのですが、水辺などで集まって咲くため目を引きます。
そして春のアイドルニリンソウ(二輪草)。
一株から二輪の花が出ることが名前の由来ですが、一輪目と二輪目が咲くタイミングは少しずれますので、早春のニリンソウは一株一輪のものが多いです。(見頃の後半になるとたいてい三輪咲いています)
そして最後は、ヤマエンゴサク(山延胡索)。
名前の覚えにくさや、あまり群生しないことなどのためか、どうもマイナーなのですが、春の花の中でもかなり早い時期に咲き始める、早春の象徴のようなお花です。
今回は6種類をご紹介しましたが、春の上高地には、他にも様々な花が咲きます。
芽吹いたばかりの植物は見分けがつきにくいことも多く、「これ何だろう?」と思うことがあるかもしれません。
そんな時こそ、ぜひガイドにお尋ねください!
ガイドウォークは1名様からご参加いただけます。行きたい場所や時間に合わせてどうぞ。
また、我々のガイド窓口は、河童橋たもと、五千尺ホテル玄関脇にあります。上高地で撮ったお花の写真を見せていただければ名前をお教えできますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください!
こちらは3月10日の上高地の様子です。
2月の写真に比べると、穂高連峰の黒い部分が目立つようになってきた気がします。
今年の交通機関の開通は4月17日。ガイド一同、皆様のお越しをお待ちしております。
さくら
●上高地の交通機関開通まであと36日●