本日の松本市街地は雨です。
雨が降るようになってくると、いよいよ春の訪れを感じます。
上高地の2021シーズン開幕も、もう一月半ほどに迫ってきました。
というわけで本日は、皆様に上高地旅行をご計画いただくべく、春の上高地特集です!
上高地の交通機関開通は、4月17日。
冬期の全面通行止めがこの日に解除されます。
一昨年、2019年の4月18日の様子です。
まだまだ雪景色ですね!
2019年は4月に大量の雪が降り、上高地のオープンにあたってもかなり苦労した年でした。
(ちなみに2020年は緊急事態宣言中で上高地へ上がれなかったため写真がありません…)
4月の上高地の魅力は、なんといっても雪景色の穂高連峰。
その他にも、雪や氷の風景を楽しめるのは4月ならではです。
そして、4月と言えばバードウォッチングの穴場シーズン。
木の葉がまだ芽吹いておらず見通しが良いため、鳥の姿が見えやすい時期です。
こちらは、木の枝からぶら下がってこっちを向いたゴジュウカラちゃんです。
(カメラを真上に向けた状態で撮った写真です)
ゴジュウカラは脚の力が強い鳥なので、すごい角度で木にとまっている姿をよく見かけます。
4月下旬の気温は、朝で-5~0℃前後、日中でも10℃に届かない日が珍しくありません。
遊歩道にも雪が残っていますので、防水で滑りにくい靴をご用意ください。
できれば、セパレートタイプのレインウェアなどで、ズボンの裾にも防水があると安心です。
また、上高地内の宿泊施設や食堂は、4月17日より順次オープンしていきます。
早い時期にお越しの方は、お目当ての施設のオープン日を事前にご確認ください。
5月に入ると、植物が少しずつ芽吹いていきます。
遊歩道の雪があらかたなくなるのは、例年ゴールデンウィーク中。
春のアイドルであるニリンソウ(二輪草)は、4月末~5月の頭くらいに咲き始め、満開は5月中旬頃からです。
それくらいになると他の植物も緑になってきますので、風景が少しずつ色鮮やかになっていきます。
雪解け水で川の水量が増えるので、梓川の色も綺麗です。
日差しはかなり強く、帽子がないときつく感じるほど。紫外線対策はしっかりしてお越しください。
春から初夏は、上高地の一年の中でも美しい季節です。
なかなか先が見えない状況が続いていますが、ぜひご旅行をご検討ください。
ちなみにこちらは、先日、2月24日の上高地の様子です。
暖かくなってきたため、この時点で雪崩もかなり出ていたようです。
いよいよ春が近づいてきました。
冬期の入山については以下のご案内をご覧いただければと思いますが、この時期は雪崩の多発シーズン、上高地は谷底で雪崩が非常に多いエリアですので、よほど冬山に慣れた方以外はおすすめしません。
オープンまではこちらのブログや、講習会「Discover Kamikochi~上高地を学ぶ~」のアーカイブ配信をお楽しみください。
アーカイブ配信は、3月7日(日)まで申し込み受付中(視聴は3月31日まで)です。
内容の詳細・お申込みは[こちら]からどうぞ。
さくら