今回の上高地コラムでは、上高地のおすすめの季節をご紹介します!
上高地の2018シーズン閉山から一週間が経ちました。
冬季のブログは「上高地コラム」と題して、上高地に関する色々な読み物をお届けしていこうと思います。
本日のテーマは「おすすめの季節」。
上高地に旅行しようと思うけど、どの季節が良いの?とお悩みの方は、ぜひこちらをお読みくださいね!
なお、ここで取り上げるのは上高地がオープンしている4月17日~11月15日です。
上記以外の期間は冬季閉鎖中で、交通手段がありません。完全に冬山登山のエリアになりますのでご注意くださいね。
冬季の上高地入山については<こちら>をどうぞ。
①春 ~雪化粧の山、そして花と鳥の季節~
●4月下旬~5月上旬 早春
春先は、雪をかぶった美しい山並みが楽しめる季節。
木々が芽吹く前なので見通しも良く、景色や鳥が見やすい季節でもあります。
一方で、花や新緑など植物を見るにはまだ早いです。5月の連休ですと遊歩道に雪が残っていることもありますので、トレッキングシューズなど防水の靴があると安心です。
●5月下旬~6月上旬 新緑シーズン
植物の活動が本格化するのが、5月の中頃から。花の種類も一気に増えて、一年で最も花が豊富な季節が到来します。
樹の葉が茂るので鳥は見えにくくなりますが、渡り鳥がやってくるので鳴き声はぐっと増えます。
上高地の従業員におすすめの季節を聞くと、おそらく一番人気がこの新緑シーズン。
新緑と水の色合い、自然の美しさを堪能したい方におすすめの季節です。
②夏 ~緑と花と避暑の季節~
●6月下旬~7月上旬 梅雨
「上高地に梅雨はあるの?」とよく聞かれますが、あります。「関東甲信越」で一緒に梅雨入りしますので、普段ご覧の天気予報でご確認くださいね。
ただし雨は梅雨の後半に集中するので、6月のうちなら晴れ間に当たる上高地はそれなりにあります。
梅雨の晴れ間の美しさは格別で、「ひと雨ごとに緑が濃くなる」と言われる木々の葉を、きらきらした水滴が飾ります。
川の水が綺麗なのもポイント。雪解けシーズンの水色の梓川はこの時期ならではです。
●7月中旬~8月中旬 盛夏
上高地が最も賑わう季節。
夏休みに入ると皆様上高地にいらっしゃいますので、従業員がこの時期をおすすめすることはほとんどありませんが、高原の夏のさわやかさを堪能できる良い季節です。
最高気温は通常25℃前後、朝晩は15℃前後。熱帯夜とは無縁の世界です。
とはいえ標高が高い分、日差しは非常に強いので、帽子や飲み物、日焼け止めは必ずご準備くださいね。
日焼けが気になる方は、薄手で良いので半袖よりも長袖のシャツの方が安心です。
③秋~実りと黄葉の季節~
●8月下旬~10月上旬 秋の花と木の実
上高地では「お盆を過ぎると秋」と言われ、実際に朝の気温が10℃前後まで落ちるようになります。
夏の華やかな花に対して、秋は野菊などのちょっと小さな花々が増えて独特の風情があります。
9月下旬ころからは実りの季節。植物の生存戦略がわかりやすく見える季節でもあるので、自然観察にはおすすめの時期です。
●10月下旬 紅葉・黄葉
第一弾はカエデやシラカバ、ハルニレなどの広葉樹(10月10日~20日)。
第二弾がメインであるカラマツ(10月20日~11月第一週)です。
第一弾の木々は、木の種類ごとに違う色がモザイク状に並びます。特にカエデは、同じ葉の中でも色が分かれやすく、一期一会の出会いを探せます。
一方、他の木の葉が落ち切ってから黄葉するカラマツは、黄金一色の圧巻の迫力。
どちらもそれぞれの魅力があります。
10月に入れば氷点下も珍しくはないですので、どうぞ暖かい服装でお越しください!
なお本日のブログでご紹介した内容は、講習会「Discover Kamikochi」でもさらに詳しくご紹介します!
皆様のご参加を心よりお待ちしています!
さくら