こんにちは。
ネイチャーガイドファイブセンスの「なつ」です。

8月末の台風10号の影響で、この数日の上高地は夏休みの賑やかムードから少し落ち着いてきたように感じます。
台風の影響が、とは言いつつ高い山に囲まれているおかげもあってか、上高地では一日の中で数時間だけ雨が降るような天候の数日間でした。
また、人出が落ち着いたことで、お盆休みの頃より鳥たちや野生動物たちを見かける回数が少しずつ増えてきたような気がします。
今回は最近の散策で見かけた鳥たちを、写真とともにご紹介します。

【河童橋付近で出会った鳥たち】

コガラ（小雀）

エサを探すコガラ

クマイザサに掴まってあたりを見まわしていました

河童橋から下流のウェストン碑へ向かう遊歩道で遭遇したコガラ。
「ピッ」と鳴きながらアザミをつついていました。

コゲラ（小啄木鳥）

木をつつきながら歩くコゲラ

「ギィ」という声がしたので顔を上げると、目の前の枝にコゲラがとまっていました。
スズメほどの大きさの小さなキツツキですが、立派に木を叩く「コンコン」という音も聞こえました。

ジョウビタキ（常鶲）

ジョウビタキの母子

この時期の上高地で見かけるのは非常に珍しい、ジョウビタキです。
普段は寒い時期にしか姿を見かけませんが、今年は河童橋周辺で巣を作り、子育てを行っているようです。
右の個体は左の個体より全身の羽がうろこ状に見えたので、おそらく幼鳥かと思われます。

マガモ（真鴨）

マガモのメス

マガモの雛

川沿いでよく目にするマガモ。
ここ最近は大人のカモたちにまじって、少し体の大きくなった雛たちが一生懸命エサを探す様子も見ることができます。

上高地では秋も近づき、春の頃のような賑やかなさえずりはあまり聞こえなくなりましたが、雛たちが育ってきている様子や熟してきた木の実をついばむ小鳥たちを目にする機会が増えてきています。
上高地をご散策される際は、どんな鳥が見られるかぜひ探してみてくださいね。

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