こんにちは!ネイチャーガイドファイブセンスの「まー」です!
最近、山に旅行したのが初めてという方と接する機会が多くなってきました。
慣れない大自然の中を楽しんで散策していただけたらいいなと思い、本日は特徴的な幹の写真をご紹介します。
初心者の方にも見比べやすい木々をご案内するので、参考にしてもらえたらと思います!
シラカバ(白樺)
シラカンバとも呼ばれるこちらの木はとても白い幹と黒い点々があるのが特徴的で、長野県の県木に指定されています。
標高の高くて寒い場所によく生えているので、長野県出身の方はよく見かける馴染みのある木です。
県外から来られる方も、名前は知っているという方は多いのではないでしょうか。
長野県では標高1500m以下に生えることが多いのですが、上高地でもよく見られます。
日当たりのいいところが大好きなので、他の木が流されやすいような川沿いによく生えています。
ダケカンバ(岳樺)
名前がよく似ているこちらは、実はシラカバの親戚「ダケカンバ。」
この木はシラカバに似ていることが多いのですが、新陳代謝が高く、幹の表面がペリペリとめくれているのが特徴的です。
ただ、成長するとどちらの木も表面が黒っぽくなるので、確実な見分け方は葉っぱの葉脈の数を数えてください。
葉脈が8本くらいと多い方がダケカンバです。
長野県では標高1500m以上とシラカバよりは高い場所に生えているのですが、上高地は標高1500mの位置にあるので両方の木が見られます。
ハリギリ(針桐)
幹にとてもトゲトゲがあるのが特徴的なこちらは「ハリギリ」です。
タラの芽(タラの木)と同じウコギ科の植物で、ハリギリの芽もとても美味しい山菜と言われています。
※上高地の植物は採取が禁止されています。
葉っぱが大きいので最初はカエデと勘違いしやすいのですが、トゲトゲのある幹で見比べることができます。
ドロノキ(泥の木)
ドロヤナギとも呼ばれるこちらは、若い時の幹にダイヤ形のマークがついているんです!
このマークは「皮目(ひもく)」と言って、木によって皮目の形は違います。(桜の皮目は横線など)
ドロノキの幹はダイヤの形がとても目立っていてカッコいいですね。
以上、上高地で見られる木の紹介でした!
今回紹介した木々は散策していると見つけやすいものなので、上高地にいらっしゃった際はぜひ楽しんで探してみてくださいね。
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【上高地の気温・服装情報~台風が近づいています~】
8月30日の上高地は雨。
気温は朝16℃、お昼は22℃でした。
午後からは雨が降る予報ですので、レインウェアや折りたたみ傘を忘れずにお持ちください。
また肌寒くもなっておりますので着脱しやすい上着があると安心です。
まー
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