こんにちは。ネイチャーガイドファイブセンスの「なつ」です。
上高地ではお盆休みを過ぎると夏の終わりが見えてきて、花や木々は秋に向けての準備を始めます。
近頃は森の中を歩いていると、黄色や赤に色づいている葉っぱや木の実を見かけるようにもなりました。
これからの季節、木の実には鳥やサルなど、さまざまな動物たちが集まります。
本日は上高地でシーズン中に見ることができる、小鳥たちの群れについてご紹介します。
【さまざまな小鳥が集まる“カラの混群”】
上高地内を歩いていて、複数の小鳥の「チュンチュン」という声が聞こえたら、「カラの混群」が頭上にいることが多いです。
カラの混群とは、「カラ」と名前につく鳥を中心にさまざまな種類の鳥が1つの群れになって行動しているものを指します。
代表的な種類は以下の通りです。
こちらの3種類は色や模様がそっくりですが、実は違う種類です。
簡単な見分け方としては、
コガラは「ベレー帽」、ヒガラは「寝ぐせ」、シジュウカラは「おなかのネクタイ」が覚えやすいです。
ただ、混群を形成し、鳴き声も似ていることから、群れを見かけたときにぱっと見分けるのはなかなか難しいです。
他にはこんな種類も混じっていることがあります。
こちらはキツツキの仲間。大きさは他の小鳥たちと同じくスズメくらいです。
群れの声の中に「ギィ」とか「ビィ」という声が聞こえたら、コゲラの声です。
ゴジュウカラは背中がグレーで、光の加減によっては青っぽく見えることもあります。
木の幹を歩くのがとても得意なので、群れの中で幹を歩いている鳥がいたら、ゴジュウカラかコゲラの可能性が高いです。
カラの混群には、他にもいろんな種類の鳥が混じっていることがあります。
さまざまな種類で集まって群れをつくることで、天敵から身を守ることができるようです。
散策中に複数の鳥の声が聞こえたら、立ち止まって頭上の枝先などを眺めてみてください。
ガイドウォークでは、その場所・その季節に見られる鳥もご紹介しています!
皆様のご参加をお待ちしております。
【上高地の気温・服装情報~秋の涼しさです~】
本日は朝から昼にかけて20℃と気温の上がらない一日でした。
台風接近の影響で雨が降ったり止んだりしており、明日も同じような天気になるかもしれません。
日差しもないため涼しいですが、風も強く体が冷えることもあります。
雨具のほかに、薄手の上着などをお持ちいただき、こまめに体温調節をしてお過ごしください。
足元はぬかるみに備え、トレッキングシューズなどの滑りにくい靴がおすすめです。
【上高地オンラインガイドツアー、次回は8月20日「朝もやの大正池」】
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次回開催は8月20日です!
夏の風物詩「朝もやの大正池」の映像を含む美しい上高地の風景を、オンラインでじっくりお楽しみいただきます。
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