こんにちは。ネイチャーガイドファイブセンスの「なつ」です。

もうすぐ8月。いよいよ夏本番ですね!

平地では35度を超える日もあり、かなり暑い日が続いています。

それでも上高地は25℃前後。

本日は、暑~い日々でも涼しげな景色が楽しめる上高地から、

おすすめの散策コースとともに、今の時期のお花をご紹介します。

【おすすめ散策コース・ウェストン碑から大正池まで】

梓川の下流側、大正池方面の散策コースをご紹介します。

 

ウェストン碑から田代橋まで

ウェストン碑

ウェストン碑

本日は、こちらの「ウェストン碑(ウェストンレリーフ)」からスタート。

河童橋からウェストン碑までは、歩いて20分ほどです。

 

六百山と霞沢岳

六百山と霞沢岳

ウェストン碑では、「ウォルター・ウェストン」がどのような人物で、

どんな功績があるのか看板にて解説があります。

解説を見たら、くるっと後ろを振り返ってください。

左側の一番高い山が「六百山」、右側の波のようにうねっている高い山が「霞沢岳」。

山々と梓川の雄大な景色が楽しめます。

 

ススキ

ススキの背丈が伸びてきました

山を見ながら、川の下流側を目指して歩いていくと、

草花が色々な表情を見せてくれていました。

上高地温泉ホテル前の川沿いでは、もうススキが伸び始めています。

ウツボグサとハチ

ハチがウツボグサ(靫草)の蜜を集めていました

カラマツソウの葉と雨露

雨上がりだったので、カラマツソウ(唐松草)の葉に雨露がのって光っていました

ヨツバヒヨドリ

ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)。なんと毒があるそうです。

温泉ホテル前

夏らしい空が広がっていました。

 

 

穂高橋からの眺め

穂高橋から梓川の下流側の眺めです。

道なりにしばらく進むと、橋に出くわします。

「穂高橋」と「田代橋」の二本の橋です。

田代橋からの穂高連峰の眺めは絶景で、。写真スポットなので、ここで写真を一枚「パシャリ」。

キンミズヒキ

橋の周りにはキンミズヒキ(金水引)が花を咲かせていました

 

田代橋から大正池まで

田代橋

田代橋

橋を渡ってから、さらに下流側へと下ります。

ここで後ろを振り返ると、橋脚のない橋の形がよく見えます。

どうやら、川の流れが強く橋脚があると流されてしまうので、脚がついていない橋ばかりです。

梓川

橋の近くでは梓川の青さがより際立ちます

小川

道なりに進むと、「梓川コース」と「林間コース」の分岐が出てきます。

どちらのコースも見どころは満載ですが、本日は「梓川コース」の紹介をします。

 

梓川コース

梓川コースから名所の「田代湿原」までは、たくさんのお花が咲いています。

ですが、小さい花や気づきにくい花が多い印象です。

①小さい花

1、イチョウバイカモ(銀杏梅花藻)

「梓川コース」が始まってすぐ左手の湿原に咲いています。

バイカモの花

イチョウバイカモのお花畑が広がっていました

2、ミゾソバ(溝蕎麦)

葉っぱが、牛の顔の形の似ていることから「ウシノヒタイ」の別名があります。

牛の顔の形に似ている葉っぱを探してください。

ミゾソバ

 

②目立たないお花

1、クサボタン(草牡丹)

花が「たこさんウィンナー」の形をしています。

鼻をくっつけて匂いを嗅いでみると…いいにおいがします。

クサボタン

2,キバナノヤマオダマキ(黄花の山苧環)

独特な形をしているお花です。

ガイド仲間が、「西洋の街灯の様な花だ」と言っていました。

キバナノヤマオダマキ

 

梓川コースの特徴

名前の通り、梓川を横目に道が続きます。

きれいな川を見ながら進むため、心なしか涼しく感じます。

砂浜のような梓川の岸

砂浜のような梓川の岸

まっすぐ進んでいくと、何やら茶色く色付いた川が出てきます。

油膜のようなものも浮いていますが、全て自然のもの。

汚染されているわけではありません。

こそこそ話ですが、鉄分が多いんだとか…

赤い水

鉄分の多い赤い水に日が差していました

木漏れ日

木道の上に木漏れ日が落ちていました

 

 

アズマヒキガエルの雌

アズマヒキガエルの雌

木道を歩きながらふと足元に目をやると、カエルがじっと座り込んでいました。

水辺の多い梓川コースならではですかね。

しばらく眺めたあと、カエルにお別れをしてどんどん進んでいきます。

 

田代湿原

田代湿原

田代湿原

田代湿原では、若い緑の草たちと穂高連峰を眺めることができます。

また、季節によってさまざまなお花も楽しむことができます。

田代湿原から大正池までは1キロ。15分ほどで到着します。

道中はまた別のお花も楽しめます。

メタカラコウ

メタカラコウ(雌宝香)

アザミ

アザミの紫色がとても鮮やかでした

 

森

道の途中、日当たりの良い道から暗い森に入ります。

ここまで来たら、大正池まであと少し!

中千丈沢

中千丈沢

森を出ると、焼岳が眼前に迫ってきます。

ここまで来たら、大正池までは7~8分ほどで到着します。

 

逆さ焼岳

逆さ焼岳

大正池が右手に出てくると、長い木道があります。

木道を渡り終える際で、上記の写真の逆さ焼岳を見ることができます。

 

大正池

大正池から望む焼岳

大正池から望む焼岳

大正池から望む穂高

大正池から望む穂高

木道を通り、最後に木々の間を抜けると、大正池に到着です!

 

大正池方面の散策路は比較的地形の起伏が少ないです。

また、往路または復路をバスやタクシーにお乗りいただくこともできるため、年齢や体力を問わず、様々な方におすすめのコースです。

山の雄大な景色と、梓川の美しい景色を楽しみたい方は、是非一度大正池方面へ散策にでかけてみてください。

 

ガイドウォークでは、季節ごとのおすすめスポットや楽しみ方もご紹介しています!

上高地ガイドツアーバナー

皆様のご参加をお待ちしております。

 

【上高地の気温・服装情報~突然雨がざっと降る時があります~】

本日の日中の気温は26℃、朝晩は15℃前後です。

朝はすっきりと晴れて、山の稜線も見えていましたが、14時頃に強い雨が降りました。

日差しがあると汗ばむほど暑いですが、雨が降ったり日陰に入るとひんやりと感じることがあります。

折り畳み傘などをお持ちいただき、急な天候の変化に備えていただくと安心です。

また、Tシャツの上に薄手の上着など、体温調節のしやすい服装でお越しください。

夕焼けと焼岳

夕焼けと焼岳

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本日オススメの服装

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ガイドが教える上高地服装アドバイス
Published On: 2023-07-28Categories: 本日の上高地&服装

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